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【Web講演会】
第9回 AIITフォーラム
「認知症に対する⾮薬物療法のエビデンス」

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第9回 AIITフォーラムでは「認知症に対する⾮薬物療法のエビデンス」と題して東京都立産業技術大学院大学 佐藤正之 特任教授が講演いたします。

講師からのメッセージ

エビデンスとは、医学的・科学的に証明された証拠のことを言います。薬物以外による治療のことを非薬物療法と総称し、運動療法や音楽療法、ドリルなどを行う認知刺激訓練などが含まれます。認知症の発症予防・進行抑制についての有効性がエビデンスとして確立しているのは、現時点では運動療法だけです。つまり、「認知症を防ぐためにはどういう活動をすればいいですか?」という問いに対しては、「まずは歩きましょう」というのが医学的に正しい答えということになります。

本講演では、認知症に対する非薬物療法を概観した後に、私が三重県の御浜町・紀宝町とヤマハ音楽振興会との産官学の共同研究として行った、音楽体操を用いた認知症予防の取り組みについて紹介します。

フォーラム概要

第9回 AIITフォーラム「認知症に対する⾮薬物療法のエビデンス」
  講師:東京都立産業技術大学院大学 特任教授 佐藤正之
配信期間:令和3年6月19日(土)13:00~6月21日(月)12:00
  形式:Web開催(YouTube配信)
 参加費:無料


講師略歴

相愛大学音楽学部器楽科を卒業し、大阪の府立高校の音楽教諭を経て、三重大学医学部に入学。卒業と同時に同学の神経内科学講座に入局。三重大学医学部助手、東北大学大学院医学系研究科高齢者高次脳医学講座の准教授、三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座の准教授を経て、令和 2年8月から現職。脳神経内科専門医、認知症専門医、内科認定医。医学博士。専門は、神経心理学、ニューロサイエンス、認知症医療学、音楽療法。「音楽療法はどれだけ有効か:医学的根拠を検証する」(化学同人)、「現役医師:この仕事で大事なこと」(22世紀アート)など、著書・共著多数。

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