高まったモチベーションを燃料にエンジニアとしてのスキルを磨いていく
情報アーキテクチャコース2年生 (2023年11月取材)
中内遼吾さん
松尾研究所 共同研究チーム プロジェクトマネージャー
株式会社PanHouse CCO・AIエンジニア
大学院人文科学研究科 出身
描いていたとおりの手応えある学び
文系の大学院を修了し、仕事も文系分野に従事していましたが、とあるAIコンペで1位を受賞したことを機に、AIエンジニアに転身しました。勢いで転職したものの、IT系出身ではなかったため、体系的知識を修得する必要性を痛感。それとともに学びへのモチベーションも高じたため、情報系大学院を探し始めました。その結果、複数の大学院が社会人にも門戸を開いていることを知り、
専門職大学院
として実務能力の修得と社会人院生のサポートに力を入れている、AIITに着目。文系出身者にも開かれている雰囲気を感じたため、受験を決断しました。
私の場合、今すぐ実践に役立つ力をつけたい状況だったので、公式サイトで
シラバス
を入念にチェック。試しに時間割を作成した際に、履修したい科目が最も多かったことも、AIITを選んだ決め手になっています。
初心者を受け入れてくれる環境
実際に履修したのは、時間割を作成した際にとりたいと思った科目です。シラバスという最も具体的な情報を見て、AIITを選択したため、授業はまさにこういう勉強がしたかったと頭に描いていたとおりのものでした。特にデータインテリジェンス特論とビッグデータ解析特論は、膨大なトピックのこれ以上ないくらい分かりやすい説明で、とても好きな科目でした。多くの科目は週2コマのペースで授業があるため、自習のペースをつかまないと、すぐに次の授業を受ける感覚があります。学習は想定以上に濃いもので、レポートの提出や試験もいいペースで訪れます。いちばん驚いたのは、提出したものに対し、教授陣から手厚いフィードバックがあることでした。システムを通じてコメントをいただけるほか、成績分布も示されるので、良い形で競争心を煽られます。それをゲーム感覚で楽しめるのもよかったですし、作ったものに対するフィードバックがあることで、非常に有益な学びを得ることができました。
授業はかみ砕いた解説が多く、初心者を蹴落とすようなところはありません。授業のたびに新しい知識を得ている確かな手応えがあります。授業がわかりやすいので、ハイペースでもついていくことができます。入学して間もない頃から、AIITで学んでいなかったら乗り切れていなかっただろうという場面は、業務においても多々ありました。
スキルを身につけると自由になる
現在はAI関連で起業する準備を始めています。この先もAIITで学んだスキルを活かし、仕事を目一杯、楽しんでいこうと考えています。仕事と学びの両立は大変でしたが、恐れることはありません。スキルを身につけると仕事が楽しくなり、選択肢が増えることで、自由になっていきます。学び直しに少しでも関心があるなら、躊躇せずに飛び込んでみることをおすすめします。ここにいるのは、そういう決断をした人ばかりです。大変なこともあるかもしれませんが、仲間と支え合いながら楽しくやっていけるはずです。