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修了して3カ月後に念願だった海外勤務に就く

青羽

青羽 真利さん
情報アーキテクチャコース
2022年修了
株式会社ラック所属
シンガポール支店

海外勤務を実現するため修士号の取得を目指す

大学を出てから今日までの多くの時間を、セキュリティアナリストとして歩んできました。大学では社会科学を幅広く学んだので、仕事に求められる知識は業務の中で身に付けたもの。これを体系的に理解し直すことが、学び直しの理由です。加えて学位の取得も重要な目的。10代から憧れていた海外勤務や国際協力への参画を実現するためには、専門領域の学位が求められるからです。AIITへの入学には、それら2点を一度に果たしキャリアアップを図るねらいがありました。

未経験のシステム開発全般を学び現業のサービス開発に活用

情報系の知識を体系化する学びは、想像を超えた成果をあげました。システム開発の超上流から下流までの各領域について、それぞれの基本的な考え方を理解でき、それを現業のセキュリティサービス開発で活用できているからです。
例えば上流領域では、顧客の要望に基づくシステム設計を学び、下流領域では、コーディングやテストに関する知見を身に付けることができました。全体を通して、国際標準への理解と、モデルベースシステムズエンジニアリングを中心とした設計手法の修得を中心に、システム開発全体を見渡せる視野を獲得しました。講義で学んだことは業務でもすぐに実践して、知識が確実に定着するよう努めました。

現在と将来を見据えて2つのPBLに参加

PBLでは、衛星通信を利用して自然災害の発生を知らせる警報システムを開発し、災害多発国のフィジー共和国の政府機関に、そのシステムを用いた実証検証を提案しました。コロナ禍で現地での実証検証は叶いませんでしたが、国内外の大学生に向けてシステム設計の知見を発表するという活動も行いました。
また、在学中に、創造技術コースの前田教授が指導する国際開発特論やグローバルPBLも受講しました。これは、高校時代から携わりたいと思っていた国際協力の仕組みやプロセスを学ぶためです。
AIITを修了した3カ月後から、私はシンガポールで働いています。所属する人数が少ないため、セキュリティアナリストの業務を越えた領域も担当しています。システム開発そのものは業務とあまり関係はありませんが、AIITで学んだシステム開発やその本質を、現業のサービス開発に転用し、成果を生んでいます。

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