【Web講演会】
第8回 AIITフォーラム
「認知症を観る・診る・看る」
第8回 AIITフォーラムでは「認知症を観る・診る・看る」と題して東京都立産業技術大学院大学 佐藤正之 特任教授が講演いたします。
講師からのメッセージ
現在本邦には約500万人の認知症患者がおり、2025年には少なくとも700万人に上ると予想されています。認知症の原因疾患でもっとも多いのはアルツハイマー病で、5~6割を占めます。2番目は血管性認知症で約2割です。両疾患を含め認知症の原因疾患の大部分には根本治療薬がありません。従って医学・福祉はもちろんのこと、家庭や職場、地域社会を含めた総合的な取り組みが求められています。
本講演では本邦における認知症の現状、症状の特徴、ケアにおける問題点、さらには近年社会的問題となっている高齢者の自動車運転免許について解説します。
フォーラム概要
第8回 AIITフォーラム「認知症を観る・診る・看る」
講師:東京都立産業技術大学院大学 特任教授 佐藤正之
日時:令和3年5月29日(土)15:00~16:30(90分)
形式:Web開催(YouTube配信)
参加費:無料
講師略歴
相愛大学音楽学部器楽科を卒業し、大阪の府立高校の音楽教諭を経て、三重大学医学部に入学。卒業と同時に同学の神経内科学講座に入局。三重大学医学部助手、東北大学大学院医学系研究科高齢者高次脳医学講座の准教授、三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座の准教授を経て、令和 2年8月から現職。脳神経内科専門医、認知症専門医、内科認定医。医学博士。専門は、神経心理学、ニューロサイエンス、認知症医療学、音楽療法。「音楽療法はどれだけ有効か:医学的根拠を検証する」(化学同人)、「現役医師:この仕事で大事なこと」(22世紀アート)など、著書・共著多数。