研究科の紹介

情報アーキテクチャ専攻Master Program of Information Systems Architecture

IT系科目群

ネットワークシステム特別講義2 飛田 博章
 本講義では、数名の学生から成るプロジェクトにより、小規模ネットワークシステムを実際に設計・構築しながら、ネットワークシステム構築プロセスの修得を目指す。構築プロセスの修得を第一の目的とし、あらかじめ設定されたプロセスに沿って作業を行うことにより、ネットワークシステム構築プロジェクトを遂行する能力を身につける。

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ネットワーク特論2 飛田 博章
 コンピュータネットワークは、社会活動や企業活動に必要不可欠なものとなっており、ネットワークの障害は多大な損失をもたらす。本講義では、社会基盤としてのコンピュータネットワークという観点から、情報通信の信頼性維持、安全性維持、品質維持のそれぞれに必要なネットワーク設計・制御・管理技術の解説を行う。

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セキュアシステム管理運用特論 真鍋 敬士
 情報セキュリティ上の脅威に対抗するためには最新の情報セキュリティに関する情報を収集するとともに平時におけるシステムの状況を把握できるようにする等、日常的な運用作業での取り組みが有効である。
 本講義では、情報システムに対する攻撃を想定したシステム運用や事案発生時の対処方法について事例をあげながら紹介する。また、情報セキュリティに関するテーマでグループワークを行い、調査方法や対策等の提案も含めてプレゼンテーション形式で報告していただく。

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インターネットプラットフォーム特論 成田 雅彦
 情報アーキテクト・ソフトウェア設計/開発者・ネットワーク技術者・データ技術者を対象に、インタネット上のシステムやクラウドなどホストシステムを中心としたソフトウェアプラットフォーム技術、及び、歴史的に背景となる技術やJavaScriptやHTML5など注目を集めている技術要件・ビジネス要件、クラウドシステムやシステムでの応用例、標準化・業界動向を、講師のワールドワイドな経験/知見とともに提供する。また、プログラミング例を多く提示する。

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ユビキタスプラットフォーム特論 成田 雅彦
 大規模システムや基幹システムの開発分野と同等に、スマートフォンに代表されるモバイルシステムを初めとした組込システム分野は、ソフトウェア産業の重要な一角を占め、従事する情報アーキテクトも増えている。近年では、ロボットや自動運転など でも注目されている。
 本講義では、組込分野で用いられるソフトウェアプラットフォーム技術、背景となる要件、実システム例、業界動向を論じる。具体的には、組込各種OS とディバイスドライバ、周辺機器技術、スマートフォンのアプリケーション技術や携帯電話、ロボット等と業界動向を学ぶ。

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システムプログラミング特論 小山 裕司
 プログラミングを効率的に行うには、プログラミング言語・開発環境の理解が不可欠である。数百のプログラミング言語が存在し、得手不得手がある。単独の言語であらゆる問題に対峙することは難しい。言語次第で、問題の扱い自体が変わる。また、実用のプログラムを実装する際、実行効率及び開発効率を考慮する必要がある。
 当科目では、各種のプログラミング言語(スクリプト言語等)と開発環境に関する講義及び演習からプログラミング技術を修得する。さらに、実行効率の改善のために、データ構造、アルゴリズム、計算量を扱う。優れたデータ構造及びアルゴリズムは実行効率を劇的に改善することができる。開発効率の改善のために、システムコール及びライブラリを活用したAPIプログラミングを扱う。APIの活用は優れた先人のプログラミング成果の再利用に相当する。ライブラリの活用は実行効率及び移植効率にも効果がある。

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ネットワーク特論1 大﨑 理乃
 本講義では、各種ネットワークサービスを提供するサーバの構築手法および管理手法について学習する。講義は前半と後半の2部で構成され、前半は TCP/IPネットワークの基礎について学び、後半でサーバ構築および管理に必要な知識の習得を目指す。
※本科目の試験は予備日に実施する。

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Javaプログラミング技法 渡邊 紀文
 Java言語はサーバ・クラウド・デスクトップ等で稼働するソフトウェアを開発するために広く利用されているプログラミング言語である。本講義では、Java以外のプログラミング言語を少なくとも1つ修得している受講者を主な対象とし、Java言語によるプログラミングについての授業を行う。講義ではJava言語の中級程度の知識を簡潔にまとめる。講義ではアクティブラーニングの手法を取り入れ、講義中に受講者自身で実際にプログラムを作成し、主体的・積極的に学ぶことで知識を定着させる。これにより実務でJavaを利用したプログラムを作成する応用力を身に付ける。

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システムソフトウェア特論 柴田 淳司
 アプリケーションの作成、サーバの管理、クラウドサービスの利用、ICTに関わる様々な場面でコンピュータは不可欠な存在であり、コンピュータを扱うにはその中核であるOSの仕組みと特性の理解が非常に重要である。
 Linuxに代表されるUnix互換OSはOSS文化の源流として根差しており、その簡潔かつ合理性さを理解することは、OSの仕組みと特性の理解だけでなく、より上位のソフトウェア構築にも生かすことができる。
 本授業では、Unix互換OSが情報を処理・蓄積・通信する仕組みを理解し、実習によって利用方法を体得することを目的とする。

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情報アーキテクチャ特論1 中野 美由紀
 当専攻では、情報システム開発に関する各種の知識・スキルを体系的に設計された科目で学ぶことができるが、各科目は大学院レベルの講義であるため、相当の知識を前提としている。修学にあたって、知識の土台がしっかりしていれば、高いレベルで授業の内容を理解できる。また、IT基礎知識の定着は、実際の情報システム開発でも不可欠である。当科目は、IT関連の基礎知識の整理・定着を目的に、基礎理論、システム構成等の当専攻の基礎にあたる内容を学ぶ。

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情報セキュリティ特論 瀬戸 洋一
 情報セキュリティは、暗号(共通鍵、公開鍵、デジタル署名、PKI)からネットワーク(データセキュリティ、アプリケーションセキュリティ)、組織マネジメント(リスク分析、内部統制)、セキュリティ評価(ISMS、CC認証)まで広範囲にわたる学際的な分野に関わる。本授業では、情報セキュリティの機能である「機密性、完全性、可用性」の観点から情報セキュリティ技術の知識体系および情報セキュリティにおける情報倫理を学習する。まだ体系化されていない技術に関しても、積極的に授業に組み込む方針である。指定のテキストはあるが、最先端の動向を把握するため補助資料を配布する。毎回異なる技術を扱うので、テキストおよび補助資料の予習復習は重要である。

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データベース特論 慎 祥揆
 Web2.0に代表される最近の情報処理システムでは、従来の情報配信環境から、コンテンツ収集を主体にした情報の自動獲得環境へとパラダイムシフトが進行しつつあり、データベースシステムの機能高度化が益々重要になりつつある。この状況下で、本講ではデータベース技術者が備えるべきデータベース基本知識の習得を目的として、関係データモデルからSQLの基本となる関係理論、更には最近のDBMSの話題であるテキスト・画像・映像・空間等のマルチメディア非構造データの管理メカニズム、クラウド対応並列分散型DBMSに関するKVS(Key Value Store)の基本的な理論等を体系的に説明する。

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データインテリジェンス特論 中野 美由紀
 業務データを用いて素早い意思決定を行うためのBI(Business Intelligence)は、大容量で多様なデータを対象にDI(Data Intelligence)へと更なる発展を遂げようとしている。本講義では、このようなニーズに答えるために、大容量で多様なデータを対象にした統計解析やデータマイニングからの知識獲得技術について、体系的な説明を行うことを目的とする。特にデータマイニング技術に関しては、技術内容の提示だけでなく、具体例をとりあげ、講義により得た知識に従った動作原理と具体的な動作状況を実際に確認できるようにする。

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ビッグデータ解析特論  中野 美由紀
 現代社会では、インターネットの発達、携帯デジタルデバイス、センターなどの普及により、データが爆発的に増大している。この多様かつ膨大なデータを蓄積し、従来とは異なる視点、従来にはないデータを組合わせることで、新たな知識を抽出して、実世界への適用を図ることにより、ビジネスも含め、現代の情報化社会の変革が行われようとしている(ビッグデータ)。
 本講義は、現在の情報処理で最も着目されているビッグデータ解析技術を扱う。ビッグデータのデータ特性の分析から解析原理の説明、及びその解析結果の解釈方法について紹介する。また、ビッグデータを生み出す原動力の一つであるSNS(Social Network Services)を対象としたデータの収集方式とデータの解釈方法(グラフ解析)について演習を交えた講義を行う。また、ビッグデータ解析処理で広く利用されている機械学習、ビッグデータ処理をささえる並列処理技術としてHaDoopの紹介を行い、基本的な演習を行う。ビッグデータの結果解釈例として、ランキングとリコメンデーション、集合知などの話題をとりあげ、データサイエンスを概説し、ビッグデータ全般の動向について理解を深められるようにする。

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情報インタフェースデザイン特論 小山 裕司
 最近では、Webサイトから各種デバイスのアプリケーションまで多くのプロダクツで利用者インタフェース(UI)の設計は重要視されている。UIの出来・使い勝手がプロダクツの評価を大きく左右するからである。これには情報コンテンツの論理構成及び画面遷移が関係してくる。コンテンツと画面とプログラム実装がうまく連携することで、使い勝手に優れ、美しいプロダクツが出来上がる。
 当科目では、使い勝手に優れたUIを実現できる知識・スキルの修得のため、利用者の行動調査、情報コンテンツの論理構成等から、UIの基本構成要素、MVC等の実装パターン、HTML5等の実装技術を扱う。

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クラウドインフラ構築特論 山崎 泰宏
 近年、ネットワークで結ばれたサーバクラスターがコモディティ化すると同時に、そうしたハードウェア資源を、大量に効率よく、かつ高速に管理する手法が求められている。本手法の体現として、クラウドコンピューティングの文脈ではInfrastructure as a Service(IaaS)の考え方に注目が集まっている。当科目では、これをクラウドインフラと呼ぶ。ハードウェア資源をソフトウェアによって管理するその仕組みは、WebAPIを備えた分散システムであり、ハードウェア資源全体を仮想化し、管理を自動化する。当科目では、前半はクラウドインフラを実現するソフトウェアの構造を理解し、オープンソースライセンスのソフトウェアWakame‐vdcを例にクラウドインフラの仕組みを理解し、後半は同様のソフトウェアの設計と実装の演習で仕組みと構造を深く 理解する。

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エンタープライズ系科目群

IT特論 小山 裕司
 当科目では、企業で業務情報システムを構築する際に必要とされる情報技術(プログラミング言語、クラウド等)に関して、各分野の識者にゲスト講師として講演していただき、講演から現在及び今後の技術トレンドを理解する同時に、ゲスト講師のキャリアを参考にして、学生の今後のキャリア設計の手がかりにしてもらいたい。
 講義は2コマ連続(90分×2=3時間)で行い、講師による講演と、講演内容に関する担当教員による解説と、議論を行い、理解が深まるように努める。
・最初の20分:担当教員による前回授業の補足と当日の講演のバックグラウンドの解説(第1回はガイダンス)
・約100分:ゲスト講師の講演
・最後の60分:ゲスト講師への質疑・議論

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コミュニケーション技術特論2 中鉢 欣秀
 情報システムのアーキテクトにとって、ロジカルシンキングは必須の能力である。業務に関係する文書を作成することはもちろん、プレゼンテーションなどの内容の骨子を構築するためにも必要である。更に、情報システムのアーキテクチャを設計する場面でも、様々なコンポーネントが論理的にデザインされていることが重要であり、ロジカルシンキングはこのような場面にも有効である。
 本講義では、情報システムのアーキテクトにとって必要となる論理思考を、具体的なトレーニングを通して習得することを狙う。論理的な文書を作成する能力、及び、情報処理システムの構造を論理的に整理して体系化するための論理思考を身につけることを目指す。

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eビジネス特論 松尾 徳朗
 近年の電子商取引やインターネットを用いた商業サービスにおいて、評価されているサービスの多くはそこに内包される仕掛けに特色がある。エンドユーザによるそれらのサービスの利用には必ず動機が存在しており、動機づけるインセンティブが存在することが多い。商取引などにおいては他者との交渉や合意に基づいた意思決定が原則となるが、そのようなプロセスが表面的に見えない場合においても、ユーザは与えられた情報に基づき意思決定を行っている。また、将来において、取引や交渉の自動化技術は大きなビジネスチャンスが潜んでおり、その基礎理論の重要性が認識されている。本講義では、人間の意思決定の不合理性、失敗の本質などを既存の研究事例からその特徴を明らかにする。そのうえで、意思決定のための交渉、合意形成、協調などの理論や経済制度設計、および各種意思決定理論やツールに関して講義を行う。また、これらをもとにして演習を個人・グループベースで行う。

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標準化と知財戦略 成田 雅彦
 標準化は準拠製品の普及・産業育成の仕組みだけでなく、国策レベルでも意識されはじめているように、製品戦略・知財戦略と連携した企業戦略として極めて重要である。
 本講義では、(1)標準化について、概要と重要性、デジュール・デファクトの標準化プロセス、組織・規約の作り方、ソフトウエア関連の標準団体(ISO/IETF/OMG/OASIS/W3C/JCP/OMA等)の動向、事業戦略とリンクした標準化戦略例、(2)知財については、特許権と著作権の概要・動向と重要性、特許権と著作権を活用とした戦略例について論じる。また、グループ演習として標準化・知財の動向調査と発表を行い標準戦略についての理解を深める。

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情報アーキテクチャ特論2 戸沢 義夫
 ビジネスアナリシスを理解する。ビジネス・アナリストとしての基本スキルを身に付ける。ビジネスアナリシスは、International Institute of Business Analysis により「ビジネスアナリシスは専門職であり、企業のチェンジに関わる。ニーズをはっきりさせ、ステークホルダに価値をもたらすソリューションを推奨する。」と定義されている。ビジネスアナリシスでのタスクは8つの知識エリアに整理され、知識体系としてまとめられている、それはA Guide to the Business Analysis Body of Knowledge (BABOKp Guide)として出版されている。

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情報アーキテクチャ特論3 中鉢 欣秀
 この授業では情報システムのモデリングを行うために必要となる概念レベルのモデリングについて学ぶ。モデリングとは、情報システムのアーキテクチャを論理的・体系的に記述するための技術である。これは、情報システム開発における上流工程から、その先の、いわゆる超上流と呼ばれるビジネス領域まで幅広く適用できる技術である。
 これを身につけるためには、モデル化対象領域の分析及び分析結果として得られる要素の総合、帰納的手法と演繹的手法 の組み合わせ、抽象度や粒度の調整など、高度に知的な頭脳作業としての概念操作・概念構築の能力を涵養しなくてはならない。この能力を体系的に身につけるために、本授業では、まず、モデルを記述するための表記法について取り上げる。次に、具体的に情報システムのアーキテクチャを記述する演習を行う。これらを繰り返すことでモデリング能力の向上を図る。

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情報システム特論2 戸沢 義夫
 ITは仕事のしかたを変える力を持っている。BPR(Business Process Reengineering)は経営に大きなインパクトをもたらす。仕事のしかたを変えるために、どこに目をつければ良いか、どのようにアプローチすれば良いか、どのような論理で相手を説得すればよいかを実践できるようにする。ITは縦割りになりがちな組織の中で、組織横断的に横串を刺す Capability を持っている。情報の統合化と組織(企業)をまたがる業務プロセスがBPR にとって極めて重要であることを指摘する。情報の統合化の例 として部品表を取り上げ、代表的な業務プロセスとして SCM(Supply Chain Management)とCRM(Customer Relationship Management)を取り上げる。ITによるビジネスプロセス・マネジメントで何が可能かを知り、情報戦略コンサルタントとして必要な視点やスキルを身に付ける。

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情報ビジネス特別講義1 六川 浩明
 本講座では、ITアーキテクトにとって特に重要な法律であると考えられる、プライバシー、個人情報、情報法、⺠事損害賠償法、会社法、金融商品取引法、労働法等の分野についての重要な基礎的知識について授業を行う。
 個人情報保護法が平成26年に改正される動きがあり、また、平成25年に成立した番号法には我が国で初めてPIA条項が設けられ、さらに、EUデータ保護指令がEUデータ保護規則として制定される動きがあるなど、国内外の最新の立法動向を注視しつつ、ケースをとりあげるなどして、参加型の授業を行い、授業参加者の法的考え方の醸成に取り組む。

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情報ビジネス特別講義4 淀川 高喜
 近年、日本においてもITは企業活動における競争優位を図る重要な道具となってきているが、一方でITを戦略的かつ効果的にビジネスに活用していくマネジメント力が強く求められてきており、その養成は急務となっている。
 講義では、事業変革、業務改革、IT戦略策定などの具体的な事例を通して、その方法論や管理手法を実務レベルで修得し、ITサービスを提供する組織や企業におけるマネジメント(幹部)としての役割を実践できる人材を養成する。特に実務での事例をベースに体系化、網羅されたカリキュラムとケーススタディを通して、IT担当役員(CIO)、 事業担当役員、変革リーダー、起業家として必要となる基本知識を理解し実践出来るようにすることを方針とする。

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サービスサイエンス特論 松尾 徳朗
 情報システムをベースとしたビジネスの観点において、(1)ユーザの行動を分析し、(2)価値と市場を創造し、(3)実際にサービスを提供するための実現手法を開発することが重要となる。サービス提供者が満足するのではなく、顧客が満足する姿を目標としたサービスや市場がのぞまれる。そこで、本講義においては、序盤において近年注目を集めているサービスと消費者行動、サービスサイエンス、サービスエコノミクス、サービスマーケティング、サービスエンジニアリングについて扱う。中盤においては、市場を創造するための各種戦略として、ブルーオーシャン戦略やホワイトスペース戦略を紹介する。終盤においては、市場や組織がうまく働いているかを評価するダイナミクスモデルに基づくシミュレーション技法について解説する。また、具体的な市場として、旅行業界に関わる現状を紹介する。

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システム開発系科目群

ソフトウェア工学特論 成田 雅彦中野 美由紀
 高品質なソフトウェアを効率的に開発する手法や技法について体系的に学習する。まず主要なソフトウェア開発プロセスとして規範的プロセスとアジャイルプロセスをとりあげる。続いて開発プロセスの理解を踏まえ、ソフトウェアライフサイクルの主要なアクティビティにおいて必要とされる基本的な知識について学習する。演習問題と外部講師による具体的な開発事例の紹介を通して理解を深める。以上の学習を通じて、ソフトウェア工学の重要な概念を体系的に把握し、ソフトウェア開発のリーダとしての素養を習得することを目指す。

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フレームワーク開発特論 安川 要平
 実用的なWebアプリケーション開発においては高度なフレームワークを活用することで求めるシステムを迅速に開発し、利用者に提供するためのスキルが求められる。本講義では、代表的なWebアプリケーションフレームワークとして、Ruby on Railsを題材に取り上げる。具体的には、このフレームワークを活用してSNS(Social Networking Service)を作りながら、Webアプリケーションの実践的な開発技術を学ぶ。

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オブジェクト指向開発特論 嶋津 恵子
 オブジェクト指向によるソフトウェア開発のconcept phase(waterfall 型開発でいう上流工程(要求分析と設計))での基礎と実践力を育成する。
 オブジェクト指向型のシステム開発は、OMG(Object Management Group)とINCOSE(International Council on Systems Engineering)が、協力し、世界標準の工学フレームワークを制定している。
 そこで、本科目では、講義の前半で、ここに至るオブジェクト指向に関しその本質を学ぶ。より具体的には、成り立ちとその発展、そしてプログラミング言語におけるオブジェクト指向の利点と、システム設計手法としての利用のされ方を理解することを目指す。特に後者は、モデルとアーキテクチャの関係を学ぶ。
 後半で、現在オブジェクト指向型のモデリング言語として、ソフトウエアエンジニアリングの業界で広く利用されているUMLを利用し、前半で理解したモデリングとシステム・アーキテクチャへの展開方法を習得する。
 さらに、本講義では世界標準であるモデリング言語であるsysMLや、MITが開発し学術的先進性のあるOPM(Object Process Methodology)で表現できるモデリングツールOPCATと、欧州と豪州の実践の場で実績が多いCapellaも紹介する。

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セキュアプログラミング特論 千代 浩之
 インターネットが日常生活や企業での業務等に欠かせない社会基盤となり、多数のソフトウェアがネットワーク経由で多くのユーザに利用されるようになった現在では、脆弱性を持つ情報システムに対する攻撃が年々深刻化している。本講義では、脆弱性を含まない安全なソフトウェアを開発するための技術及びノウハウを解説する。具体的には、C言語で開発されたソフトウェアについて、文字列操作、動的メモリ管理、ファイル入出力等にまつわる脆弱性の具体例を示し、静的解析ツール、動的 解析ツール、アドレス空間配置のランダム化等を活用した脅威の緩和策を示す。

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クラウドサーバ構築特論 飛田 博章
 本授業では、主に Amazon Web Services を活用したクラウド環境の構築についての知識及びスキルを修得することを目的とする。クラウド環境の構築には、クラウドの設計に関するノウハウである、クラウドデザインパターン(CDP)を利用する。クラウドを使ったシステム設計の典型的な問題とそれに対応する解決策・設計方法についてCDPを通して学修する。
 授業の進め方としては、まずクラウドに関する一般的な知識を修得する。その後、CDPを利用したクラウド環境の設計・構築方法についての講義をし、演習を交えることでクラウドの特徴を活かしたサーバ/インフラの構築方法を実践的に修得する。後半では、アプリケーションのクラウドへの配備を実施し、負荷分散や耐障害性の対策についてディスカッション行い意見を交換する。

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情報セキュリティ特別講義2 瀬戸 洋一
 本授業は、セキュリティ機能を考慮しソフトウエア・システム開発を行うための国際標準規格ISO/IEC15408をベースにした情報セキュリティ機能の実装および保証(セキュアシステムの設計手法)について、実践的な技術を修得する。ISO/IEC15408の歴史的な背景、フレームワークを理解すると同時に、日本におけるITセキュリティ評価及び認証制度について理解する。
 ISO/IEC15408は国際標準規格においては、専門用語を多用する。セキュアな設計は形式言語的な構造をもつ。このため、専門用語の理解を確実にし、実践力を身に着けるためケーススタディ中心の講義とする。また、小テスト実施(成績評価外)を毎講義行う。
 本授業は、1週間の中で都合の良い時間にWeb動画や事前配布教材を使った個人学習を行い、土曜の対面講義によってその学習内容を演習にて確認する「反転学習」コースである。事前学習が重要であることを十分に認識して講義に臨んでほしい。

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アジャイル開発手法特論 永瀬 美穂
 近年のビジネス環境の変化の早さは、重厚⻑大な⻑期計画を陳腐化させ、ビジネスモデルやプロジェクト計画の有効期間を縮める一方である。このような状況に対応する必要から、変化する要求に対応しながらビジネスに柔軟に沿うことで価値を生み出す、アジャイルソフトウェア開発手法が脚光を浴びている。
 また集合知や実践知という考え方から、学習し成⻑する自己組織的なチームによる効果的なソフトウェア開発が求められている。
 この授業では、アジャイル開発のコアとなるアジャイルなチーム、価値の高いソフトウェアプロダクト、継続的に価値を提供する手法について、アジャイル開発手法の一つであるスクラムを中心に学ぶ。

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コラボレイティブ開発特論 中鉢 欣秀
 ソフトウェア開発手法としてアジャイル開発に注目が集まっている。アジャイル開発を成立させるための要件は様々であるが、本授業ではチームによるソフトウェア開発をコラボレイティブに行うためのスキルセットに焦点をあてる。モダンなソフトウェア開発者は、クラウド技術や仮想環境といった高度な開発環境に精通しなくてはならない。その上で、開発チームが協調的にシステム構築を行う必要がある。グループワークを通してこれらの協同開発作業を円滑かつ迅速に行うための方法について学ぶ。

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マネジメント系科目群

プロジェクト管理特論1 濱 久人
 プロジェクトマネジメントの基本を、プロジェクトマネジメントの国際標準ISO21500及びディファクトスタンダードであるPMI(Project Management Institute)の「PMBOKガイド®第5版」に基づいて学習する。学習にあたっては、PMBOK®ガイドで定義された知識体系を基本に実施するが、実務につながるように演習を取り入れ、実質的なプロジェクト計画やマネジメントの方法を理解する。
 体系化されたカリキュラムでプロジェクトマネジメント知識を網羅し、上位の講座である「システム開発プロジェクトマネジメント論」を学習するための基礎知識を得る。

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プロジェクト管理特論2 酒森 潔
 情報システム構築におけるプロジェクト管理の進め方を、情報処理推進機構が発行している「高度情報化人材育成標準カリキュラム プロジェクトマネージャ」を基準に学習する。授業では、体系化された情報システム構築プロジェクトのカリキュラムでプロジェクト管理の知識を網羅的に整理しながら、実務事例の紹介を多く取り入れて具体的なプロジェクト計画や管理の方法を指導する。また、演習などを通してプロジェクト管理の知識をどのように実務に適用するか考えていくことで、知識と実践力の橋渡しを実現することを方針とする。
 本講義は、1週間の中で都合の良い時間にWeb動画や事前配布教材を使った個人のペースの学習を行い、土曜の大学院での対面講義によってその学習内容を確認する「反転学習」コースである。事前学習が重要であることを十分に認識して講義に臨んでほしい。

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プロジェクト管理特論3 酒森 潔
 本講義は、情報システム開発プロジェクトにおいて主要なツールである、ファンクションポイント、WBSとスケジュール、アーンド・バリュー・マネジメント、品質管理に焦点を当て実務で活用できる実践的な能力を身に付ける講義である。講義は学ぶツール別に大きく4つに分かれており、それぞれのツールごとに講義と演習を交互に行いながら進められる。
 具体的には、金曜日に4つのツールの知識や実践方法を講義形式で学習し知識のまとめを行い、水曜日に実際に実践する演習を行う。したがって金曜講義は品川キャンパス、ビデオ録画視聴のいずれの方法でも受講可能であるが、水曜日講義は品川シーサイドのキャンパスで対面方式で行う。

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プロジェクト管理特別講義 酒森 潔
 プロジェクト管理の基本は、実行可能な計画を立てること、およびその計画に基づいてプロジェクトを実施することである。この講義は受講者がプロジェクトマネジャーとなって仮想のプロジェクトを体験する。プロジェクトはオンライン形式で実施されるが、プロジェクト管理の基本となるさまざまな管理指標の使用方法やプロジェクト実施中の試練が組み込まれており、実プロジェクトさながらの臨場感でプロジェクトの実施を体験できる。シミュレータを通して、プロジェクト実施中の管理項目の見方や、リスクや課題に対する対応方法を学ぶことで、受講者はプロジェクト計画の重要性と、プロジェクト実施中の適切な対応能力を身に付けることができる。

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情報システム特論1 酒森 潔
・企業内での情報システム部門の役割、情報システム部門に期待されていることを説明する。
・情報システム部門がサービスを提供するためにどのような業務プロセスが必要になるかを示し、ITサービスマネジメントとは何かを理解する。
・ITサービスマネジメントの世界標準となったITILについて学修しシステムの運用管理への適用方法を考える。
・ITサービスマネジメントを遂行する要員として身に付けなければならない基本的な考え方、発想法を学ぶ。

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情報ビジネス特別講義2 小酒井 正和
 これからは、IT従事者自らがビジネス戦略へ大きな影響力を持つべきである。近年では組織の戦略をマネジメントする手法としてバランスト・スコアカード(BSC)がブームとなっているが、そこでもIT投資マネジメントの話が論じられている。現在の企業環境を考えると、IT従事者とはいえ、組織の戦略マネジメントと関連づけて、会計情報をどう活用するかを習得しておく必要もある。本講義では、普段の業務では慣れない会計・財務というジャンルについて、マネジメントのための情報として捉えた活用方法について総論として学習することを方針とする。

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情報ビジネス特別講義3 板倉 宏昭
 組織における組織構築、組織運営について学習する。授業では、組織管理の知識を網羅的に整理しながら、組織マネジメントの方法を紹介する。また、事例発表研究などを通して組織管理の制度の光と影考えていくことで、知識の定着を図り、社会人としての基礎的なビジネス知識基盤を得ることを方針とする。
 経営組織は、大企業ばかりでなく、中小企業や国内外の地域企業も扱う。事例をとりいれながら、客観的に解説し、現実の社会において、経営組織論が果たす機能を具体的に理解する。

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情報セキュリティ特別講義1 瀬戸 洋一
 本授業は、国際標準規格ISO/IEC27001をベースに、リスクマネジメント技法の修得、組織の情報セキュリティマネジメントISMS(Information Security Management System)体制を確立する方法論およびISMS適合性評価制度について実践的な観点から講義とケーススタディにより学習する。
 ケーススタディは、模擬的な会社組織において、セキュリティポリシーの設定から、リスク分析、管理策の適用などの手順を通じ実践的な作業を通じ修得する。マネジメント規格の中核的なアプローチであるPDCAモデル、ISMSを構築する上で中核的な作業であるリスクマネジメント手法を学ぶ。
 また、2013年に国際標準が改訂され27001:2014が発行された。旧版との相違を学ぶ。

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情報セキュリティ特別講義3 松尾 徳朗
 近年の不確実な世界において、不測の事態が発生した際に、組織が持つ情報や周りの環境の情報をいち早く収集し、それに基づいた事業再開の戦略を立案し、ビジネスを継続させることができる方法論として注目を集めている 事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)について扱う。事業継続計画とは、災害、テロ、戦争、パンデミックなどの破壊的脅威が発生した際に、平時の業務の状態までいち早く戻るための計画の策定である。本授業では、事業継続計画の知識体系を学習するとともに、そこで重要とされるビジネスインパクト分析とリスクアセスメントおよび事業継続計画策定に最も重要とされる事業継続戦略について学習する。

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情報システム学特別演習

情報システム学特別演習1 専攻全教員
 2016年度に開講される情報アーキテクチャ専攻主催の9つのプロジェクトチーム、または創造技術専攻主催のグローバルプロジェクトに所属し、各プロジェクトを実施する。各プロジェクトはPBL(Project Based Learning)方式で、学生主体により実施される。
 各プロジェクトの内容は、別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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情報システム学特別演習2 専攻全教員
 2016年度に開講される情報アーキテクチャ専攻主催の9つのプロジェクトチーム、または創造技術専攻主催のグローバルプロジェクトに所属し、各プロジェクトを実施する。各プロジェクトはPBL(Project Based Learning)方式で、学生主体により実施される。
 各プロジェクトの内容は、別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ特別演習a

事業アーキテクチャ特別演習a1 小山 裕司酒森 潔松尾 徳朗
 1年次では、知識とスキルを修得するが、これだけでは事業開発型の高度専門職人材(事業アーキテクト)として活躍することはできない。実際の業務を成功に導くためには、経験及び業務遂行能力(コンピテンシー)が不可欠ある。当科目では、事業アーキテクト養成の最終段階として、成⻑領域の現状から問題を特定し、現実の課題に対する問題解決・事業開発のプロジェクトを実行する。実際の業務に近いプロジェクトを体験することで、知識・スキルの活用経験を蓄積し、さらにコンピテンシーを修得するためにPBL(Project Based Learning)型の演習授 業を行う。
 各プロジェクトの内容は別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ特別演習a2 小山 裕司酒森 潔松尾 徳朗
 1年次では、知識とスキルを修得するが、これだけでは事業開発型の高度専門職人材(事業アーキテクト)として活躍することはできない。実際の業務を成功に導くためには、経験及び業務遂行能力(コンピテンシー)が不可欠ある。当科目では、事業アーキテクト養成の最終段階として、成⻑領域の現状から問題を特定し、現実の課題に対する問題解決・事業開発のプロジェクトを実行する。実際の業務に近いプロジェクトを体験することで、知識・スキルの活用経験を蓄積し、さらにコンピテンシーを修得するためにPBL(Project Based Learning)型の演習授業を行う。前期の PBL 活動での知識・スキル・経験を活かし、次の段階への改善・発展を行う。
 各プロジェクトの内容は別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ科目群

経営戦略特論 板倉 宏昭
 経営学・経営戦略論を学ぶうえで、必要と考える考え方を解説し、基本的理解に重点をおく。経営に関する基本概念のうち、市場、組織及び地域を巡る基本的な考え方を中心にまとめる。講師の米国ビジネススクールの経験を踏まえて、MBAでの伝統的な考え方と対比しながら、展開するように心がける。事例を取り入れながら客観的に解説し、現実の社会において経営学・経営戦略論がはたす機能を具体的に理解する。

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スタートアップ戦略特論 板倉 宏昭
 起業あるいは新規事業を立ちあげ、成⻑を遂げていくためのスタートアップの活動を理解する。活動の流れを体系的に理解し、事業計画、資金調達、人材・知財等の資源管理、ブランディング等のマネジメントを学ぶ。
 講義は一般的な事業戦略や企業経営の用語について簡単に整理して理解したのち、企業経験のある外部講師を招待し、自らの体験や起業に関する体験を説明していただく。
 その後、それぞれの講演内容について講師や学生間で議論する。

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マーケティング特論 川名 周
 マーケティング、特に、マーケティング・コミュニケーションとは何かを理解することを目的に講義を進める。適宜、グループワークによるディスカッションやプレゼンテーションを入れることで、マーケティングを「自分ごと」としていく。

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リーダーシップ特別講義 嶋津 恵子
 毎回の授業は、講義と実習(拡張版ケーススタディ)の構成を取る。
 近年特に⾼度成⻑期以降、⽇本の産業界では協調性とともにリーダシシップの重要性が説かれ、特にその基本要素として積極性(アグレッシブ)がもてはやされてきた。⼀⽅、欧⽶では、15年ほど前から、アサーティブの重要性が注⽬され、リーダシップ⼒に重要な要素とされている。これは、決して新しい発⾒ではなく、第⼆次世界⼤戦当時から、特に⽶国海軍でフォロワーシップ⼒として教育が徹底されてきている。
 この教本は、⽇本でも防衛⼤学校で⽇本の国防の監部候補⽣らの教育に利⽤されている。
 本講義では、リーダシップの基本に⽴ち返り、フォロワーシップに基づく社会的実⽤性の⾼いリーダシップ⼒の獲得を⽬指す。

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ITソリューション特論 小山 裕司柴田 淳司
 パッケージソフトウェアとしてはオフィス業務のために Word、Excel 等のオフィススイーツが普及している。これらのソフトウェアは、業務上の問題を効率的に解決するためのベストプラクティスを集約し、実装することで、類似業務の問題解決を理論的には効率的に実行することができる。既存の業務を調査し、業務の標準手続き(いわゆるベストプラクティス)を設計し、これらを制約的に企業に強いることで、結果的にコスト削減、業務効率の削減を実現するわけである。この対極が独自の情報システムの設計・実装である。オフィス業務以外に、各種の業務ソリューションのために ITS(課題管理)、BPM(業務改 善)、CRM(顧客管理)、コラボレーション、ERP(資源管理)等のパッケージソフトウェアが存在する。これらベストプラクティスの実装としての各種のソフトウェアを効果的に活用し、低コスト(費用、時間等)のうちに業務効率を劇的に改善するた めに、IT ソリューションの概要と、各種パッケージソフトウェアの特徴、事例等を学ぶ。
 講義は 2 コマ連続(90 分×2=3 時間)で行い、各種ソフトウェアの概要・特徴・事例を学んだ後、実際の演習及び議論 によって理解が深まるように努める。

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コンセプトデザイン特論 新井 宏征、伊賀 聡一郎
 本講義では、イノベーティブなプロダクトやサービスを発想し、さらには未来の市場を創出しながら新規事業をデザインするためのアプローチとして、シナリオ・プランニングとエスノグラフィのビジネス応用といった2つの異なるアプローチを学ぶ。
 シナリオ・プランニングとは10年程度の未来を複数描き、その結果を元にして新規事業等の検討や戦略の妥当性の確認などを行う手法である。また、エスノグラフィを利用したイノベーション創出とは、観察を基本として顧客の日常の活動を理解し、その本質的な課題や価値観に向けて新たな製品やサービスの提供を目指す人間中心イノベーションのアプローチである。

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事業アーキテクチャ特論 嶋津 恵子
 各回の講師と講義テーマおよびその内容は、2017年3月以降に更新される場合があることに注意されたい。次世代成⻑産業の各分野の識者にゲスト講師として講演していただき、各分野の現状を学ぶ。事業開発・事業改革のため、各分野の現状として、IT・マネジメントの活用、業務効率、課題等を俯瞰的に理解し、事例研究型科目(事業アーキテクチャ研究、事業アーキテクチャ設計)及びPBL型科目(事業アーキテクチャ特別演習)での展開をはかる。
 講義は2コマ連続(90分×2=3時間)で行い、講師による講演と、講演内容に関する担当教員による解説と、議論を行い、理解が深まるように努める。3時間の内訳は、次2パタンを標準とし、各講師の提案を基準に都度決定する。
パタンI
約 15 分:前回講義の振り返り
約 100 分:講師による講演
約 65 分:質疑、議論、レポート課題の提示
パタンII
約 15 分:前回講義の振り返り
約 60 分:講師による講演
約 20 分:質疑、グループ課題の提示
約 60 分:グループ討議
約 25 分:グループごとの発表と講師の講評と評価

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事業アーキテクチャ研究 ⻲井 省吾
 各分野での既存の事業開発・事業改革の各種事例(ケース)を研究する。各種の事例を理解し、成功あるいは失敗の理由等を調査・議論することで、事業マネジメントを擬似経験する。ビジネス環境の変化はどうか、ステークホルダーは誰か、ビジネスモデルはどうなっているか、ビジネスプロセス等を正しく把握する。ビジネス目標、経営戦略に照らして、現状の仕事のやり方の良さとどのような課題があるかを明確にする。ビジネスの理解をオーディエンスに誰にでもわかるように説明する。
 与えられた事例に対して、チームで検討し、結果をプレゼンテーションする。3つの事例を対象にする。1チームは3名または4名で構成し、全部で2〜4チームで実施する。受講人数を6〜16名に限定する。6名未満の場合は開講しない。17名以上の場合は1Qと2Qに2回開講する。初回にチーム分けをするので履修者は必ず参加すること。初回のチーム分け完了以降での脱退(履修放棄)及び履修追加は認めない。定員があるため通常科目と履修申請方法が違うので掲示板での指示を十分注意すること。

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事業アーキテクチャ設計 戸沢 義夫、⻲井 省吾
 各分野での現状の問題に対する事業開発・事業改革の提案・設計を行う。ビジネス環境の変化に伴い、ステークホルダーのニーズを満たすために新 しい事業(仕事)のやり方が必要になる。ITが破壊的技術として今までできなかったことをできるようにしているので、それを活用した新しい事業設計を 行い、マネジメントを説得するための論理を構成する。特定のマネジメントを対象に説得を目的としたプレゼンテーションを行う。
 与えられた事例に対して、チームで検討し、結果をプレゼンテーションする。3つの事例を対象にする。1チームは3名または4名で構成し、全部で2〜4チームで実施する。受講人数を6〜16名に限定する。6名未満の場合は開講しない。17名以上の場合は3Qと4Qに2回開講する。初回にチーム分けをするので履修者は必ず参加すること。初回のチーム分け完了以降での脱退(履修放棄)及び履修追加は認めない。定員があるため通常科目と履修申請方法が違うので掲示板での指示を十分注意すること。

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産業技術研究科科目群

国際経営特論 前田 充浩
 現在、アジア/アフリカ諸国の大半は猛烈な勢いで経済成⻑を進めている。2015年12月31日にはAEC(ASEAN 経済共同体)がスタートした。20世紀中は「落ちこぼれ」と呼ばれたサハラ以南のアフリカでも順調な経済成⻑が続いている。
 このアジア/アフリカの動きの文明史的な意義を正しく理解し、かつ大きなビジネス・チャンスをものにしていただくための能力を獲得していただきたい、というのが本授業の趣旨である。
 今日のアジア/アフリカの動きの本質を看破し、正確に将来を予測できる人は、殆どいない。現実が理論を遥かに追い越しているのである。古びた理論、枠組みに固執する者は21世紀には敗者となる。5年前の常識は通用しない。
 本授業は、講義と演習の組み合わせにより、激変のアジア/アフリカにおいて、実際にビジネスを展開し、成功を収め、かつアジア/アフリカ人の尊敬を集めるグローバル人材に成⻑する機会を提供する。
 アジア/アフリカにおいて真の成功を手にするためには、ビジネスに関する基礎能力が備わっていることは必須であるものの、それだけではなく、「人間力」(人間としての尊敬を集める資質)を獲得することが必要である。「人間力」獲得のためには、「アジア/アフリカの大義」を理解していなくてはならない。さらに、現状では理論化が十分に追い付いていない、東アジアで進展中の人類史上初の高度な生産ネットワークの真髄を理解していなくてはならない。
 本講義では、「人間力」、「アジア/アフリカの大義」の理解のために、アジア/アフリカの発展を国際関係論、文明史等の視座から捉える方法論を提供するとともに、実際の起業に資するため、特に PPP(官⺠協調)、開発金融を含む各種のファイナンスの仕組みを重点的に講義する。さらに、現下の東アジアの生産ネットワークについて、アカデミズムの最先端の理論(セカンド・アンバンドリング、Globalization2.0、Re‐Orient2.0等)を紹介する。
 演習では、アジア/アフリカの個別のビジネス・プロジェクトを選択し、その経営計画を策定、発表し、指導を受けて修正し、水準に達する経営計画の策定を目的とする。

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国際開発特論 前田 充浩
 開発援助(経済協力、国際開発)を通じた発展途上国の発展への貢献を行うための実務能力の習得を、講義と演習の組み合わせによって実施する。講義では、開発援助の基礎概念、新古典派経済成⻑論等通常の開発経済学の内容に加え、開発主義、東⻄冷戦の影響等国際関係論の視点等多岐にわたる内容を学ぶ。それらの知識を元に、個別のターゲットを選択し、それに対する開発援助プロジェクトの企画案を策定、発表し、指導を受ける。

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Technical Writing in English Antoine BOSSARD
 Nowadays, English is ubiquitous, especially as our modern society heavily relies upon technology. As a manager, engineer or technician, it is thus a great asset for each of us to be able to use English in our everyday duties. This lecture aims at providing students with the required skills to become proficient at technical writing in English. Concretely, students will be given the opportunity to learn and practice how to produce high-grade professional and technical English documents.
This lecture will mainly address the following three topics:
1.Language (grammar, vocabulary, etc.) of English technical and professional writing.
2.Methodology of English technical writing (document structure).
3.Typography (punctuation, style) to be employed inside such documents.

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DESIGN [RE]THINKING Innella Giovanni
 In recent years Design Thinking has gained legitimacy and popularity as a method to develop design and business processes. Design Thinking is based on few simple principles, such as learning by doing, learning by failing, collaborative thinking and solution‐oriented approaches. Although in many cases Design Thinking has proved itself valuable, the design community has also raised doubts and objections to its unconditioned employment. This course investigates Design Thinking, but it also leaves space to critically reconsider and improve its principles.

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インターンシップ ―
 「目的・狙い」に記載された目標を達成できる内容の実習を60時間以上行い、成績評価に基づき単位付与する。
 実習開始前に、インターンシップ認定申請書兼履修申請書をもって、履修登録申請とする。その後、企業側から受入れ不可の連絡があった場合やインターンシップ認定申請が不可となった場合には、履修修正可能とする。なお、重複して履修申請はできない。
 ■詳細は、別途掲示する「授業科目インターンシップについて」を参照のこと。

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選択必修科目群

情報技術者倫理 前野 譲二
 私達の社会は、様々なところで情報化されています。完全には情報化されていませんが、現在も徐々に情報化は進展しています。この際、技術者らは技術的な都合から情報化の方法を決めたり、これまでのコンテクストから暗黙的に、あるいはある程度の摩擦を起こしたりしながら情報化が進められてきました。
 その一方で、これまで社会的な常識であるとかルール、ガイドライン、倫理規定、マナーやエチケットとされてきたこと、つまり様々な「決まり」と、こうした技術的最適性や都合は必ずしも合致しないことがあります。
 こうした情報化が進展していくことは良いことかもしれませんし、あるいは受け入れざるを得ませんが、明確に拒否するべきケースもあるでしょう。また開発者として情報化を進展させる主体として、様々なジレンマに直面することもあるかもしれません。このように、実際の情報化の進展に即してどのようにして社会に参加し貢献するべきか、ということを私たちは常に考える必要があります。このような考え方や実践、研究などを情報倫理と呼んでいます。
 この講義では、特に技術者倫理を中心に学習します。具体的な例を取り上げながら、情報倫理の基本的なフレームワークと、持続的な学習の必要性を認識するように構成します。問題・論点の建て方や解は人それぞれで、必ずしも正解はありません。自分で問題を調べ、考え、自分なりの結論を得るプロセスを重視します。
 本講義は、1週間の中で都合の良い時間にWeb動画や事前配布教材を使った個人のペースの学習を行い、土曜の大学院で対面講義とディスカッションによってその学習内容を確認する「反転学習」コースです。事前学習が重要であることを十分に認識して講義に臨んでください。

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技術倫理 伏見 靖、川田 誠一
 ものづくりアーキテクトは間違いのない意思決定をする必要がある。このような意思決定の際、技術倫理に関係する問題について判断できるようになるためには、倫理問題についての理解を深める必要がある。特に、事前に起こりうる問題を想定して、あらかじめその回答を用意するトレーニングを通じて技術倫理に関係する問題解決能力を取得することを目標として授業を設計している。受講者には討論への参加と、演習課題についてレポートを提出することを求める。

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