学びと実践のサイクルで得られた自信
情報アーキテクチャコース 2年生 (2024年8月取材)
江川琢雄さん
東急株式会社 デジタルプラットフォーム 所属
単位バンク制度で受講、刺激を受けて入学
大学は経営学部卒業。新卒で入社した今の会社で最初の配属がIT部門だったことからITのキャリアがスタートしました。いちメンバーからリーダー、マネージャーとキャリアを積むなかで、現場のエンジニアとスムーズに対話するためにも、自分のスキルを上げなければ、という焦りを感じるようになりました。子どもが大きくなり、自分の時間を確保できる目処がついたこともあり「きちんとできるかどうかは別として、まずはやってみよう」と
AIIT単位バンク制度
を利用しました。
AIITのことは社内の掲示板で知りました。はじめは科目等履修生として受講したところ、各授業でのグループワークが面白く、また学生の意識レベルの高さに刺激を受け、正式入学を目指すことに。入試も一定の単位を取得していれば口頭論述で受験できる科目等履修生向けの制度を活用しました。
AIITでの学びが不安を自信に変える
長年ITの仕事をしているものの、プログラミング経験はほぼなく、技術系の授業についていけるか不安でしたが、1年目に初級者向け講義が用意されていたのと、不明な点は同級生や教員に質問できる環境だったおかげで理解を深めることができました。仕事の都合で時間が取れないこともありましたが、AIITは
学びやすい学修体制
で講義支援システム(e-learning)などを活用できたことが非常に助かりました。
現職ではシステム企画や開発推進のマネジメントを担当しています。ずっと同じ環境で仕事をしていて自己流に陥りがちだった内容もAIITであらためて学ぶことで、理論で裏づけができて自信を持って進められます。今の業務ですぐに活かせることも多く、学びと実践、そしてまた学びに戻る、という良いサイクルができていると思います。
普段の業務では得られない貴重な経験の連続
PBL
ではプロジェクトマネジメントについて取り組んでいます。単にプロジェクトを回す技法というよりは、携わる人と人の協業の仕方などのパワースキルに重きを置いている教員の考えに共感し、このPBLを選びました。入学前はPBLという言葉自体を知らなかったため不安がありましたが、複数メンバーの協業によってプロジェクトを進めることなど、むしろひとりで黙々と論文を書くよりもやりがいがあると思いました。
実際にPBLが始まると会社とは違い、メンバーがフラットな関係で全員の合意をもって進める必要があります。経歴や考え方、世代もさまざまでその違うところをいかに理解し合って進めていくか。難しいことも多々ありますが、普段の業務では得られない今後の人生で役立つ貴重な経験を積めていると感じます。
やろうと思ったときが実行のチャンスです。いきなり入学するのは躊躇するのであれば、私のようにAIIT単位バンク制度からはじめるのも手です。ぜひ思い切って踏み出してください。