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教員紹介 内山 純

内山 純
職位 教授
氏名 内山 純
UCHIYAMA Jun
研究室 154-b
メールアドレス uchiyama-jun[at]aiit.ac.jp
メール送信時は[at]を@に変えてください
リサーチマップ

プロフィール

 早稲田大学理工学部で機械工学を専攻、同時に東京デザイナー学院で工業デザインを学ぶ。同大学院理工学研究科にて「ホームロボットの開発研究」に取組み、修士課程修了後、1986 年ソニー(株)に工業デザイナーとして入社。民生用音響・映像機器を中心にウォークマンから放送局用カメラまで多くのカテゴリーのプロダクトデザイン・プロデュースに関わる。
 1999年から2006年の間、ソニーデジタルデザイン(株)にチーフデザイナー・ディレクターとして出向、AIBO(犬型)、QRIO(人型)などソニーエンターティメントロボット群ではテクニカルディレクターとしてデザインとエンジニアリングの融合を図り、開発・商品化に深く関与。

学歴

  • 1984年 早稲田大学 理工学部 機械工学科 卒業
  • 1985年 東京デザイナー学院 プロダクトデザイン科 卒業
  • 1986年 早稲田大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士課程 修了
  • 2024年 早稲田大学大学院 先進理工学研究科 生命理工学専攻 博士課程満期退学

学位

  • 修士(工学)

職歴

  • 1986年~2016年 ソニー株式会社
  • 2005年~2010年 東京電機大学 機械工学科 非常勤講師
  • 2004年~2023年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 非常勤講師
  • 2016年~2021年 産業技術大学院大学 産業技術研究科 創造技術専攻 准教授
  • 2022年~ 東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻 教授
  • 2023年~ 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 非常勤講師

教育

担当授業科目

プロダクトデザイン特論、工業デザイン材料特論、造形デザイン特別演習、プロトタイピング工学特論、プロダクトデザイン特別演習、イノベーションデザイン特別演習1・2

令和5年度の取組状況

  • インダストリアルデザイン専門職の実務家教員として、商品デザイン開発経験を基に、実践的で体験的な授業を展開し、学生による授業評価において、すべての授業で4以上の高評価を得た。

  • PBL型科目では「人との共生を目指すパートナーロボットのデザイン」を継続的なプロジェクトテーマとして、感性と機能を融合したテーマ「小さな動作であわいを演出するパートナーロボットの提案」に取り組んだ。AIIT PBLプロジェクト成果発表では、多様な背景を持つ学生4名により、ロボットのプロトタイプを提示し、創造技術コースらしい特色を示した。

研究

専門分野

プロダクトデザイン、ロボティクス

研究キーワード

プロダクトデザイン、パートナーロボット

研究業績・著書・論文・その他それに準じる業績

  • J. Uchiyama, T. Hashimoto, H. Ohta, J. Y. Lin, S. Cosentino, A. Takanishi, "A Humanoid Saxophone-Playing Robot Based on Instrument-Centered Design: Sound Improvement with Fingers using Hybrid Soft Materials," in Lecture Notes in Computer Science, vol. 14027, pp. 295-306, Springer, July 9, 2023. DOI: 10.1007/978-3-031-35634-6_21.
  • J. Uchiyama, T. Hashimoto, H. Ohta, Y. Nishio, J. Y. Lin, S. Cosentino, A. Takanishi, "Development of an Anthropomorphic Saxophonist Robot Using a Human-like Holding Method," in Proceedings of the 2023 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), pp. 583-588, IEEE, February 15, 2023. DOI: 10.1109/SII55687.2023.10039316.
  • N. Iguchi, J. Uchiyama, H. Kimura, Y. Hamashima, "Development of a Performance Robot," Advanced Robotics, vol. 5, no. 1, pp. 3-13, Taylor & Francis, April 2, 2012. DOI: 10.1163/156855391X00025.
  • JIDAプロダクトデザイン編集委員会, 蘆澤雄亮, 内山純, 大島義典, 金井宏水, 佐藤弘喜, 山内勉, 横田英夫: 『プロダクトデザイン[改訂版] 商品開発のための必須知識105』(第7章担当, pp. 113-127), ビー・エヌ・エヌ, 2021年4月, ISBN 978-4802511957.

発明:主な国内特許(意匠)

  • 1989年 ベーシック・テレホン:IT-11特許庁登録番号0989553
  • 1990年 放送局用ポータブル録画機:BVW-50特許庁登録番号0874974
  • 1993年 カセットプレーヤー:WM-3500特許庁登録番号0914250
  • 1994年 工場内磁気浮上運搬機:開発試作 特許庁登録番号0914233
  • 1994年 医療用熱転写プリンター:UP-610/860 特許庁登録番号0912321
  • 1997年 業務用DATポータブル録音機:開発試作 特許庁登録番号1015299
  • 1998年 CD Player:CDP-CX270 特許庁登録番号1009502
  • 1999年 Mini Disc Deck:MDS-JE700 特許庁登録番号1009507
  • 2002年 自律歩行ロボットおもちゃ:ERS-7 特許庁登録番号1205738~40 (連名)
  • 2005年 ロボットおもちゃ:Qtaro QTR-999特許庁登録番号1144589 (連名)
  • 2005年 ロボットおもちゃ:ERS-210特許庁登録番号1114066~70/1114864~74 (連名)
  • 2005年 業務用ビデオカメラ:HDC-1500 特許庁登録番号1269718/1269719 (連名)
  • 2006年 ポータブルDVDプレイヤー:DVP-FX810 特許庁登録番号1282592 (連名)
  • 2008年 光ディスクレコーダー 特許庁登録番号1330513/ 1331254/ 1330514 (連名)
  • 2008年 光ディスクプレーヤー 特許庁登録番号1329290/ 1328724 (連名)
  • 2012年 Home Theater System:HT-CT260 特許庁登録番号1461176 (連名)

受賞

  • 1992年 Good Design Award(連名)デジタルマイクロレコーダー:NT-1
  • 2001年 iF Design Award(連名)ビデオデッキ:SLV-SF 900
  • 2002年 Good Design Award(連名)ロボット(AIBO):ERS-300シリーズ
  • 2003年 Good Design Award JIDAミュージアムセレクションVol.6(連名)ロボット(AIBO):ERS-7
  • 2009年 Good Design Award(連名)ブルーレイディスクレコーダー:BDZ-A950/ BDZ-A75
  • 2016年 第34回日本ロボット学会RSI賞(コンセプト部門)最優秀賞(連名)「気象コントロールロボット」コンセプト:1R2-06
  • 2017年 第35回日本ロボット学会RSI賞(コンセプト部門)コンセプト部門賞(連名) 「笑顔溢れる子育て環境を実現するロボット」コンセプト: 2B1-03
  • 2019年 第37回日本ロボット学会RSNPコンテスト,貢献賞受賞(連名)「ライフログから心身の状態を可視化するロボット」:3J2-06
  • 2019年 第37回日本ロボット学会RSNPコンテスト,ネットワークを利用したロボットサービス研究専門員会賞受賞(連名)「乳幼児の安全確保と保育士の労働負担軽減」:3J2-03
  • 2020年 第21回 計測自動制御学会RSNPコンテスト2020,最優秀賞(RSi賞)(連名),SI2020優秀講演賞(連名),「ストレスコーピングに着目したパートナーロボット群のコンセプト提案」

  • 2021年 第22回 計測自動制御学会RSNPコンテスト2021,最優秀賞(RSi賞)(連名), SI2021優秀講演賞(連名),「ネットワークを利用した小型パートナーロボットの開発研究」

令和5年度の取組状況

  • 「人との共生を目指すパートナーロボットのデザイン」を長期的なテーマに掲げ、感性デザインと工学的機能性デザイン領域を融合した高い価値を創造する「ものづくり教育」を目指して研究を継続した。

  • 研究の質的な向上を狙いとして、高西淳夫研究室(早大)との「人間形サクソフォン演奏ロボット」の開発研究に継続して取り組み、「A Humanoid Saxophone-Playing Robot Based on Instrument-Centered Design: Sound Improvement with Fingers using Hybrid Soft Materials」を25th International Conference on Human-Computer Interaction(July 27, 2023, HCII2023 ID:3101)において発表した。

社会貢献

社会貢献活動

  • 早稲田大学 非常勤講師

  • 公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)社会課題研究委員会

所属学協会

IEEE、JIDA、日本機械工学会、日本ロボット学会、日本デザイン学会、日本感性工学会

令和5年度の取組状況

  • インダストリアルデザイン専門職としての経験を活かし、「全自動歯ブラシ」を開発する株式会社Genicsの技術支援を継続した。

  • AIIT修了生コミュニティのアドバイザーとして共に活動し、本学PBLの学生と共同で第13回おおた研究・開発フェアに出展した。

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