資料の探し方
パスファインダー(テーマ:プロジェクトマネジメント)
パス・ファインダーとは・・・
情報/資料収集の手順を簡潔にまとめたツールのことです。
テーマ:プロジェクトマネージメント
入門的な情報源 ~そもそもPMとは何か~
PMとは何か、最新の用語を調べられる各種情報源を調べ、改めてその一般的な定義を確認してみましょう。
「imidas(イミダス)」【 配架場所「(高専品川)電動図書」:請求記号「031/I47」】
「現代用語の基礎知識」【 配架場所「(高専品川)図書」:請求記号「031/J55」】
どちらも年刊の最新用語辞典の定番です。
PM、もしくはそれに関わる用語の意味を調べることができます。
どちらもインターネットサイトです。Wikiという機能を用いたインターネット百科事典Wikipediaは、誰でも編集できるため、簡便ですが内容の信憑性には欠けます。株式会社インセプトのIT用語辞典e-Wordsは企業が運営していますが、それぞれネット上の情報のため、内容の確認が必要でしょう。
PMに関する図書をさがす
PM関係の図書がありそうな書架の所に直接行き、棚をざっと眺めてみましょう。
産技大図書館では、NDC(日本十進分類法)という一般的に図書館で用いられる分類法で図書を分類、配架しています。
以下のチャートを見ると、経営管理に分類された図書が集まった「336」あたりの書架はPM関係の図書がありそうだと予想することができます。
- 000総記
- 100哲学
- 200歴史
-
300社会科学
- 300社会科学
- 310政治
- 320法律
-
330経済
- 330経済
- 331経済学
- 332経済誌、経済事情
- 333経済政策、国際経済
- 334人口、土地、資源
- 335企業、経営
- 336経営管理
- 337貨幣、通貨、物価
- 338金融、銀行
- 339保険
- 340財政
- 350統計
- 360社会科学
- 370教育
- 380風俗習慣、民俗学
- 390国防、軍事
- 400自然科学
- 500技術
- 600産業
- 700芸術
- 800言語
OPAC(蔵書検索)でPMに関わるキーワードを入力して主題検索、タイトル検索してみることも重要です。
PMに関わるキーワード(例)
プロジェクト管理、プロジェクトマネージャー、プロジェクトチーム、プロジェクトファイナンス、モダンプロジェクトマネジメント、リスクマネジメント、タイムマネジメント、コストマネジメント etc…
PMに関する代表的な図書
-
"A guide to the project management body of knowledge (PMBOK guide)"
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336.1/P94」】
PMを研究する米国のPMI(Project Management Institute)が作成した成果集で、PMのスタンダードとして一般的に用いられるテキストです。 -
「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)」
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336.1/P94」】
上記図書の日本語翻訳版です。原書と比べて使いやすい方を用いるといいでしょう。 -
「プロジェクトマネジメント標準PMBOK入門」
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336/H21」】
上記PMBOKガイドの解説書です。PMBOKガイドを読んで分かりにくいところの補助や、大学院の学習内容に興味がある高専生にも向いています。 -
「実務で役立つプロジェクトマネジメント」
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336/C87」】
「実務で役立つWBS入門」など、当館で人気のある「実務で役立つ~」シリーズのPM編です。 -
「ドラッカー名著集」
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336/D921/1」ほか】
オーストリアの経営学者、ドラッカー博士による経営、マネジメントに関する著作集です。上記シリーズに限らず、マネジメントを学ぶ方にはドラッカーの著作を読んでおくことをおすすめします。
PMに関わる専門的な図書
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「現代経営学辞典」
【 配架場所「(大学院)電動図書」:請求記号「335.03/O42」】
経営学の専門用語を調べることができる参考図書です。 -
「プロが教える上級レベルの『企画提案書』大全」
【配架場所「(大学院)電動図書」:請求記号「336.1/O74」】
企画書の書き方を紹介しています。請求記号336.1の書架には他にも様々な企画書の書き方本があります。 -
「リーダーシップ」
【 配架場所「(大学院)図書」:請求記号「336.3/O67」】
プロジェクトマネージャを含むチームリーダーのあり方について実例を元に分かりやすく説明しています。
PMに関する雑誌をさがす
PMに限らず雑誌はそれぞれポリシーや誌面の特徴、扱う分野の違いが顕著なため、「学術的な切り口を求める」、「実践に役立つ最新情報が欲しい」、「IT系のPM以外の記事は不要」等、自分がそこから得たい情報が何かによって選ぶことが必要となります。
学術雑誌に関しては、産技大が契約する電子ジャーナルを活用すると一気に選択肢が増えます。
- 電子ジャーナル (高専生は利用不可)
企業や法人が文献を冊子体ではなく電子媒体にして保存したものを電子ジャーナル(Electronic Journal, E-Journal)といいます。産技大では、国内外の各種有料データベースと契約を結び、所属する学生、教員が無料で利用できるようになっています。利用は図書館の電子ジャーナル用PC、もしくは学内の大学院ネットワークからつながった端末から「産技大HP」⇒「図書館のご案内」⇒「電子ジャーナル」と辿ってください。図書館ではそれぞれの電子ジャーナルのマニュアルも用意してあります。
PMに関するインターネットサイトをさがす
情報の取り扱いには慎重を要するインターネットサイトですが、業界で認知された定番サイトを把握しておくことも重要です。上記の蔵書検索時のキーワードとしてあげたフレーズで検索してみると思わぬ掘り出し物サイトが見つかるかもしれません。
PM関係の機関
PMを研究/推進する機関を把握することも重要です。機関によっては直接利用ができる図書室を有していることもあります。
以下に挙げる機関は一例です。
- PMI(Project Management Institute)
- 独立行政法人情報処理推進機構
- 日本プロジェクトマネジメント協会
- プロジェクト・マネジメント学会(PM学会)
産技大にない資料をさがす
産技大で入手できない文献をさがし、入手する方法をいくつか紹介します。
- CiniiBooks
NII(国立情報学研究所)が提供する、全国の大学図書館等が所蔵する図書・雑誌の横断検索サイトです。 - NDL-OPAC
NDL(国立国会図書館)の蔵書検索サイトです。国内で出版された本はNDLに1冊寄贈する義務があるという「納本制度」のため、NDLは国内のほぼすべての図書を所蔵しています。
所蔵する機関があれば、以下の方法でそこから文献を入手することができます。
- 「現物貸借サービス(有料)」
所蔵する機関から産技大図書館が資料を借りて利用者に供するサービスです。主に図書のみに適用され、雑誌や新聞はこのサービスは適用されないケースがほとんどです。 - 「文献複写サービス(有料)」
所蔵する機関から産技大図書館が記事/論文の複写物(コピー)を取り寄せるサービスです。主に雑誌に適用されますが、図書や新聞、マイクロフィルムなどでも利用できます。 - 「紹介状(無料)」
所蔵する機関に産技大が問い合わせ、直接利用できるように紹介するサービスです。利用範囲については依頼先の規定に準じます。