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IEEE TALE 2019に本学学長の川田誠一が基調講演者、本学教授松尾徳朗が招待講演者として招聘されました。

2019年12月25日

2019年12月9日〜13日に開催された国際会議IEEE TALE 2019(IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering)において、川田誠一学長が基調講演、松尾徳朗教授が招待講演を実施いたしました。IEEE TALEは、2012年に香港で第一回目が開催され、その後毎年アジア太平洋地域の都市で開催されている国際会議です。主催団体であるIEEEは、科学技術に関わる研究者や実務家が加盟する学会で、世界で最も大きく権威のある工学系の学会です。IEEE TALEは、IEEEの主要な一部門であるIEEE Education Societyの基幹会議の一つで、今年は、本学と協定を結んでいるインドネシアのBina Nusantara大学がホストとなり、世界遺産で有名なボロブドゥール寺院遺跡群にほど近く、教育学研都市であるジョグジャカルタで開催されました。IEEE TALEには、31カ国より約600件の研究論文が投稿され、厳正な査読により3割程度の投稿論文が論文集の掲載論文として採択されています。本会議の開会式では、主催者の挨拶、各来賓の挨拶、ウェルカムダンスのアトラクションが行われ、その後、筆頭の基調講演者として、川田誠一学長が登壇しました。

川田誠一学長が行なった基調講演においては、「Professional Graduate School System in Japan and some experiences in AIIT(日本における専門職大学院制度とAIITが経験したこと)」と題して、我が国の私教育を含む職業教育の歴史、高等教育政策と高度専門職人材育成、産業界における高等教育の位置付けと諸課題を説明し、既存の課題を克服できる高等教育プログラムの設計の一例として本学で実施している教育プログラムを紹介しました。聴講者からは、自治体職員や政府職員にとってのリカレント教育に関する質問をはじめとして、所定の時間をオーバーするほどの多数の質問がなされ、好評を博しました。講演終了後も多数の参加者からコンタクトを受け、本学への大きな関心が確認できました。

松尾徳朗教授が行なった招待講演においては、「The Accreditation of Education on Engineering(工学分野における教育認証評価)」と題して、既存の高等教育認証評価の限界や制度的課題を説明し、それを克服するための国際認証評価のあり方、大学の継続的改善とブランディング、およびダイバーシティ時代の大学評価手法について紹介しました。また、教育力、研究力、組織力を向上させることができる新たな方法を紹介し、多くの参加者に対してこれまでにない視点と情報を提供できました。

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