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2018 アジアデジタルアート大賞展で本学 金箱淳一助教が制作したpitapat(ピタパット)が優秀賞を受賞しました

2018年12月25日

 本学創造技術専攻の金箱淳一助教がモンブラン・ピクチャーズ株式会社と共同制作したインタラクティブアート作品「pitapat(ピタパット)[1]」が2018 アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA エンターテインメント(産業応用)部門の優秀賞[2]を受賞しました。「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」は、高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展で、今年で18回目を迎えます。
 金箱助教は自身の研究テーマである「共遊楽器」の実現を目的として同社と協働してきましたが、今回は歩様をテーマにした作品を制作し、今夏福岡で開催された「遊べる!デジタルアート展2018」並びに「FUKUOKA INTERACTIVE EXPO 2018」に出展しました。pitapatは、歩行の軌跡を可視化するインタラクティブアートです。体験者はモジュールがついた靴を履いて空間を歩き回ることにより、歩行時のステップ位置が記録され、アニメーションに反映されます。他者の足跡を見て、自分の身体の動きも変わる光の砂場としての機能を持った本作は、非言語による他者とのコミュニケーションを生み出します。体験者の歩様から生み出されるキャラクターは、他者に踏まれることで分裂を繰り返し、関係性そのものが軌跡としてその場に残っていきます。
 作品の制作においては、本学の高精細3Dプリンタにはじまるものづくり技術が活用されています。今回の受賞に伴い、本作は来年2月7日(木)~2月12日(火)に福岡アジア美術館で開催される「2018アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA 受賞作品展」においてデモ映像が展示される予定です。

本件に関する問い合わせは下記よりお願いいたします。
kanebako-j@aiit.ac.jp

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