本学のPBL活動で行った産学共同研究が評価されTDCソフト(株)が「IT経営注目企業」に選定されました。
2018年7月20日
本学の2017年度のPBL活動で共同研究を行ったTDCソフト(株)が経済産業省が選定する「IT経営注目企業」に選定されました。我が国の実情を考慮したエンタープライズアジャイル開発の実務への適用方法の研究と整備に取り組んだことが評価されました。
経済産業省は、我が国企業の戦略的IT利活用の促進に向けた取組みの一環として、東京証券取引所と共同で、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化のために、経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なITの利活用に取り組んでいる企業を「攻めのIT経営銘柄」として選定しています。
4回目となる今回は、IoTやビッグデータ、人工知能等の最新ITを活用して、新たなビジネスや価値を創出する取組みを重点的に評価するとともに、将来性・発展性の観点からレガシーシステム※の刷新を行う企業についても高く評価しています。
また、「攻めのIT経営」の裾野を広げていくことを目的に、「攻めのIT経営銘柄2018」に選定されていない企業の中から、下記の基準に基づき、経済産業省が独自に「IT経営注目企業2018」を選定しました。
<「攻めのIT経営銘柄2018」TDCソフト社の記事(P47)の抜粋>
TDCソフト株式会社(情報・通信業/4687)
エンタープライズ・アジャイル開発の実用化に向けた共同研究
TDCソフトは、デジタルサービスの時代を見据えた技術力強化の一環でアジャイル開発手法について研究を進めております。世界的に普及が進むアジャイル開発手法は日本のエンタープライズアジャイル領域において普及率は依然として低い実情があります。そこで、TDC ソフトと産業技術大学院大学は、日本の実情を考慮したエンタープライズ・アジャイル開発の適用を目指し、共同研究を実施しております。
具体的にはDAD、SAFe 等のフレームワーク適用をベースに、実プロジェクトの事例を基にした検証を行い、エンタープライズ・アジャイル開発適用の研究と整備を行っております。研究成果を一般書籍として取りまとめ日本のエンタープライズ・アジャイル開発の普及に向けて貢献したいと考えております。
当社は今後もアジャイル開発手法などを活用した次世代型SIへの取り組みをさらに強化していきます。