研究

創造技術専攻Master Program of Innovation for Design and Engineering

専攻長あいさつ

創造技術専攻 専攻長・教授 吉田 敏

この創造技術専攻は、多くの企業活動で、必要なこと、有効なことを対象としています。
学んで頂くためには、理工学系などの専門知識より、企業活動などにおける高度の能力を身につけたいという強い意思が重要になります。
(これまでの本専攻の学生達も、出身は理工系、文系、デザイン系など多様でしたが、専攻のカリキュラムにおいてそれぞれが必要であると考える内容を修得し、修了後に様々な活躍をしています。)

企業や組織の活動では、「製品」、「サービス」、「システム」、「情報」などを創るための様々な行為を行っていると考えられます。それらの行為を行うための高度な専門的能力は、どのように身に着けるということになるのでしょうか。おそらく、企業や組織の中の知見を身に着けること、つまり組織内で知りうる内容を身に着けることが基本となると思われます。しかし、それだけで、必ず今後の環境に対応できるでしょうか。多くの技術は継続的に発展し、市場や景気などは常に変化します。そのため、多くの製品やサービスについて、求められる内容が変わらないままであるということは考えられません。このようなことから、多くの企業活動において、人工物を創る基盤的な考え方を身に着け、状況や環境の変化に基づく要求内容を的確に理解し、向かうべき方向性を指し示す能力を持つ必要があります。
創造技術専攻では、このような能力を身に着けるため、感性面と機能面の両面の理解力や対応力、創造プロセスに関する論理的な理解力、置かれている状況での最善の方向性を示す洞察力などを修得することを重視していきます。これらを身に着けるため、講義科目・演習科目で知識や情報を学び、PBLで実践のシミュレーションを経験する、体系的なプログラムが用意されています。このプログラムにより、デザインとエンジニアリングの融合による新たな商品やサービスをプロデュースできる人材の育成が成されていくことになります。
このため、教員の専門分野も多岐にわたり、様々な学修や実践的疑問に対応した機会が供給されます。学生が選択できるコースも、インダストリアルデザインコース、MOT・技術経営コース、開発設計コース、AI・データサイエンスコース、国際コース、事業アーキテクトコースと、幅広い内容が用意されています。

このような環境で、企業内部やインターネット・書籍などの情報だけでは得られない能力を身に着け、「既存の慣行軌道を変化させることによって新しい価値を産みだされ、それが広く浸透する現象」であるイノベーションを、実際に起こすことができる人材となることを目指してください。そして、それぞれの環境で、これからの社会を切り開くような人材となっていくことを目指して頂きたいと思っています。

創造技術専攻 専攻長・教授
吉田 敏