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起業 40代
  • 堀 貴史さん
堀 貴史さん

堀 貴史さん

PROFILE

リープ株式会社 代表取締役 明治大学出身 創造技術専攻 2016年修了

ビジネスの種、AIITで芽吹く 計画実行が加速し在学中に起業

 AIITへの入学は、将来の起業を想定してのこと。会社を立ち上げるに当たっては、既存でない魅力的なサービスの創出が欠かせません。私はそれまで蓄積した人材開発や組織改革のノウハウをさらに発展させる、新たな知見と独自のスキルをここで得ようと考えました。AIITでの2年間は会社を興す準備期間。事業の具体化は修了までにじっくり考えるという計画だったのです。しかし入学の1年半後、私はにわかに会社を興します。思いも寄らぬスピード起業となりました。
 振り返ればその予兆を、入学して間もなくに感じていたようにも思えます。社会人学生としての心構えさえおぼつかないガイダンス直後から、授業は新鮮な驚きと仕事に直結するヒントに満ちていました。密度の濃い授業は、モチベーションの高い同期生が教壇に向ける強いまなざしと相まって教室に知的な緊張感をもたらします。その雰囲気が、起業に向けた私の意欲を研ぎ澄ませていきました。

授業を通して新サービスを構築

 敏感になった私のアンテナは、授業から起業後の事業につながるアイデアを感知します。例えば、統計解析やビッグデータ解析などに関わる品質工学や信頼性工学の授業からは、能力開発での課題を明らかにする評価・分析手法の開発や、人間中心設計をはじめとするモノづくり、コトづくりのデザイン手法を人材教育のトレーニングに応用することなどを思いつきました。ほかにも、いま展開するサービスの基本をひらめいたのはAIITの教室でのことでした。
 こうした学びを重ね、私は起業する会社が提供するサービスの特徴を整理していきました。また、実践的でありながらアカデミックな根拠を重視する講義は、経験上の感覚を確かなエビデンスで裏づけていき、起業の方向性を確信する自信を支えてくれました。

学びと成果創出を実現するPBL

 現在、当社が人材開発ソリューションとして提供する教育プログラムも、2年次で取り組んだPBLのプロジェクトをもとに構築したものです。
 私は、企業の成果創出と人材育成を両立するには、理論・理屈に基づいた教育設計とアクションラーニングが効果的だと思っています。PBLは、それを改めて実感する場となりました。これを私自身が成果と共に経験したことで、PBLから生まれた自社の教育プログラムを、自信を持って提供できます。
 教授陣、同期生、学ぶ環境と、AIITで巡り会えたことのどれ一つ欠けても、現在の私はあり得ないと考えています。