研究科の紹介

創造技術専攻Master Program of Innovation for Design and Engineering

専攻長あいさつ

創造技術専攻 専攻長・教授 橋本 洋志

 創造技術専攻は、その英語名がMaster Program of Innovation for Design and Engineeringとあるように、デザインとエンジニアリングを賢く融合してイノベーションを創出する人材を輩出することを目的としています。
 デザインは、今では「かたち」「色」「材料」「テクスチャー」「光」などを上手に構成するだけでなく、デザインされたものが人間に受け入れやすいか、使いやすいかなどの視点も考慮しています。さらには、モノと社会環境と人間との相互関係を良好にするという大きな視点でのデザインシンキングも、これからの社会で要望されています。
 エンジニアリングは、工学、自然科学、人文社会科学の知見を用いて、人工物(車、家電、福祉医療機器、ロボット、プラント・インフラ開発など)の機能をいかに高性能なものとして実現できるかの方法論を与えてきました。これからは、デザインと同様に、人間と社会環境との良好な相互関係を保つための新たなエンジニアリングが要望されています。
 私たちが考える新たな知的生産活動は、このデザインとエンジニアを賢く融合することでモノの新しい生産法、新しい活用法、新しいモノづくりを見出すことを意味し、さらには、社会的意義のある新たな価値の創造に携わることを意味します。すなわち、イノベーションを起こすことです。
 創造技術専攻は、このイノベーションを起こすことのできる人材を養成するため、一流の教授陣による充実した講義を提供しています。さらに、みなさんがデザイン&エンジニアリングの実習活動が行える学びの環境を整えています。この中のDesigner's Labには、3次元計測装置や3次元プリンターなどが設置されており、創造する演習に活用されています。また、東京夢工房では、広大なスペースの中で、みなさんが自由に発想を描き、議論し、そこから湧いてくるアイディアを具現化するための工作ができます。授業の中には、学内のみならず、自治体、企業、研究機関、商店など、それも国内外の調査を行うものもあります。
 想定する修了生の活躍する姿には、メイカーズ(Makers)になり、自分のアイディアを製品化するためにインターネットやデジタル機器を駆使した起業があります。また、近未来都市・街のデザインが行うため、企業、役所、NPOでその手腕を発揮する、大手メーカーで、2020年の近未来都市で活用できるパーソナルモビリティの設計開発を行う、学んだMOT(Management Of Technology)を活かして膨大で複雑なプラント・インフラ設備の日本らしい開発・運用を安全安心に行うこと、などがあります。
 これまで入学した学生は、その出身がデザイン系、理工系、文系と多様であり、それぞれの不得手な分野があっても、果敢にデザイン&エンジニアリングを学び、オンリーワンなモノづくり人材に育っています。みなさんの能力がどれだけ開花するか、本専攻でチャレンジしてみませんか?それを支援するのが本専攻の役目です。

創造技術専攻 専攻長・教授
橋本 洋志