研究科の紹介

創造技術専攻Master Program of Innovation for Design and Engineering

創造技術基礎科目群

ものづくりアーキテクト概論 専攻全教員及び客員教授
 創造技術専攻が育成する「ものづくりアーキテクト」という人材を理解するために、本学の専任教員やゲストスピーカーがそれぞれの専門分野の立場から、「ものづくりアーキテクト」について言及し、「ものづくりアーキテクト」の実像をうかびあがらせるようにする。この「ものづくりアーキテクト」の概念としては、「ものづくりスペシャリストたちを組織化し、顧客の潜在的な期待に迫り、感性を駆使して機能を実現する構造を創出し、人々に具現化された新たな価値を提供する」ような能力を持った人材像であり、現在の社会活動の中で強く必要とされているものである。

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グローバルコミュニケーション特論 前田 充浩
 国際社会において、国家の国益、企業の利益、個人の影響力等を決定するのは、最終的にはコミュニケーション能力である(東京オリンピック招致成功の重要な要因は、プレゼンテーションであった。またIS の力の源泉の1つはネットによる情報発信である。)。一方、今日のグローバル化の進展により、国際社会におけるコミュニケーションの作法は急速に収斂し、「世界標準」が生み出されつつある(「世界標準」を知らない限り、国際社会では「いいこと」を言っても敗北を続け、「負け犬の遠吠え」になる)。
本講義では、講義と演習(特にディベート)の組み合わせにより、この「世界標準」のコミュニケーション作法を学び、国際社会における競争の「勝者」となる道を切り開く。

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シミュレーション特論 橋本 洋志、井ノ上 寛人
 創造技術におけるシミュレーションは、データ処理と表現、製品の質、在庫管理などプロダクトの一連の過程全般を対象にして、これらを事前に評価・検証することにより、高い信頼性と付加価値のある製品やサービスを提供するために必要である。本講義では、数値計算の基礎を学んだ後に、体系化された各種モデルの特徴と利用用途を学ぶ。この後に、評価・検証の目的に適するモデルの立て方について実践的に学ぶ。

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技術経営特論 吉田 敏
 日本は資源立国で無いため、何らかの製品を創り上げ、それを経済の基盤としていく必要がある。高度経済成長期前後を経て、日本は世界に誇るだけの様々な分野の技術力を持つようになった。しかし、近年、各産業で業績や将来の方向性に対して閉塞感が広がっている。この講義では、技術的な基盤を持ちつつ、実際に社会の中で製品やサービスを創っていく上で必要なマネジメントの領域を解説していく。特に、これまでに成功を収めてきた製品やサービスに関する企業や組織の活動に着目しながら、成功する開発行為のマネジメントや、産業や製品の特性による必要な知識を、できるだけ系統立てて説明していくものである。

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イノベーション戦略特論 吉田 敏
 イノベーションは、非連続性に基づいた経済の発展を表す一つの現象であり、技術の変化、市場の変化、組織の変化など様々なものに根ざす可能性を持っている。近年、国内の個々の企業において、今までの経営路線に行き詰まり、閉塞感が語られている感があるが、その反面、このイノベーションの可能性について期待感がある傾向が認められる。
 ここでは、イノベーションを支える構造とプロセスや、技術環境や市場環境におけるイノベーションの制約要因などを、実際の事例を参照しながら理解していくものである。

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技術開発組織特論 吉田 敏
 製品やサービスを創りだす各企業において、その組織が持っている能力がどのようなものであり、どのように活かされているのかということについて、これまでは、それらを認識することの重要性は語られることがあっても、具体的な内容に踏み込んだ議論は薄めであったと言える。
 本講義では、これまでの組織論に関する知識を供与しながら、製品やサービスを創る企業の特性を軸にしつつ、社会の中の実践的な企業活動や組織活動に応用できるような考え方を主要なテーマにしていくものである。

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人間中心デザイン特論 池本 浩幸
 人間中心デザインは、使う人にとって魅力的で使いやすい製品やサービスをデザインするために不可欠な方法論である。特に社会のニーズが複雑化した現在では、デザイナー自信の感覚だけに頼ったデザインは受け入れられない可能性が高くなる。
 本講義では、基礎となる人間中心デザインの考え方を学ぶとともに、体験(UX:ユーザーエクスペリエンス)を重視したデザイン開発プロセスとその代表的な方法の修得を目標とする。まず、人間中心デザインの基本を学習した後、将来ビジョンを構想する未来洞察、体験価値に着目して顧客ニーズを共感的に理解するカスタマリサーチの方法を修得する。次に、顧客の体験価値を最大化するためのアイデア発想とシナリオ開発およびストーリーテリングの手法を修得する。さらに、製品がユーザにとって使いやすいものであるかを評価するためのユーザビリティ評価法を修得する。

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デザインマネジメント特論 小山 登
 本講義では、製品開発の源流からマーケティング、生産、顧客との接点までのプロセスに於けるデザインの役割、企業内組織とデザイン開発プロセスのあり方、デザインの意思決定のメカニズムやその評価方法に至るまで、多くの企業事例を採り上げながらデザインマネジメントに関わる学習を行う。ケーススタディや最新事例の収集・分析については、国内だけにとどまらず海外企業にも対象を広げ研究の高度化を図ると共に、国際的知識の修得や国際センスの涵養を目指す。

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テクノロジーマネジメント特別演習 吉田 敏佐々木 一晋
 本演習では、近年複雑かつ困難になってきているテクノロジー分野に関するマネジメントを対象とする。これは、実際の社会における企業活動で、実践に結び付けることが困難となっている技術面の推移に関する理解を促進し、実質的な対応を行う能力を養うことを目標としたものである。そのために、広範囲に跨るテクノロジーマネジメント領域の理論展開を理解し、それを現実の社会活動に即した応用のために不可欠な知見を得るために、必要な事項をグループ単位によって演習を通して学んでいくものである。
 演習の内容としては、実際のモノの創造活動の基本となる価値創造と価値獲得に着目した体系に基づき、テクノロジーの変化を理解しながら、具体的な判断や解法を考えていくものとなる。これらは、現実の企業活動の中で直接活用されるものであり、また、現在の国内における社会活動の中で整理した考え方に関する理解が薄めであったと考えられる内容である。

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産業材料科目群

工業デザイン材料特論 内山 純
 モノづくりデザイナーとして求められる工業デザイン材料知識とその運用力を習得する。講義とグループ、個人ワークを組み合わせて学び、材料視点でプロダクトを提案してみることで、新しいデザイン価値を見いだす手段として工業デザイン材料をとらえる力を身につける。

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プロダクト・イノベーション科目群

設計工学特論 池本 浩幸
 製品設計においては、常に留意すべき着目点がある。また、設計を効率的に間違いなく進めるために、それぞれの設計ステージで発生する課題に対処する具体的な手法も有効である。これら着眼点とプロセス手法の観点から、良い設計をするための方法論を示す。
 授業では、設計するうえで根本となる概念について解説し、続いて具体的な手順すなわち技法や手法に落とし込む形で説明することを方針とする。毎回の授業では、授業内容に該当する問題解決手法を少なくとも一つ示し、その手法について簡単な演習を実施する。演習を通じて設計プロセスで生ずる問題の特徴や、システマティックな解決のあり方を説明する。

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プロトタイピング工学特論 池本 浩幸中島 瑞季
  プロトタイピングは設計した製品を検証・評価するために、製品の持つ性質をある側面から表現することである。検証・評価すべき性質は機能的なものから感覚的なものまで含まれ、表現方法や評価方法も多岐にわたる。
 この授業では、特にソリッドモデルの 3 次元形状の表現方法と形状生成プロセス、および積層造形によるラピッドプロトタイピングに関して体系的に説明する。毎回の授業では、3 次元 CAD によるモデリング、もしくはラピッドプロトタイピング(積層造形)を用いた演習を行い、形状表現と形状生成プロセスの理論が実際と対応づけながら理解されるようにする。

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システムインテグレーション特論 橋本 洋志
 創造技術でいうシステムインテグレーション(SI; System Integration)とは、プロダクト分野のものを主に対象としており、要素技術を賢く組み合わせられ、構築された高機能な大規模システムまたは複雑システムをいう。したがって、本授業では、SI の実際例と特徴、各種要素技術の特徴、SI の問題点を学ぶことにより、日本が得意とするところのSI の設計に関する素養を涵養することを目的とする。

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サービス工学特論 橋本 洋志
 日本の基幹産業となったサービス産業を国際標準にすべく、その要素技術、設計論、運用方法などをサービス工学の観点から学ぶ。この際、サービス価値評価の重要な尺度である人間の満足度の測り方(生理学的計測、心理学的計測)についても学ぶ。本講義では、様々な実例をとおして、サービス工学としての設計、分析、および人間計測などの知識と活用スキルを体系的に修得する。

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品質工学特論 越水 重臣
 本講義では、品質工学の中核的手法である「パラメータ設計法」「機能性評価」「MT システム」について学習する。パラメータ設計は、開発者の名前をとって「タグチメソッド」と呼ばれたり、その目的から「ロバストデザインメソッド」と呼ばれたりもする。その内容は、市場での品質トラブルを未然防止するための設計手法である。機能性評価は、品質ではなく機能を評価するための手法であり、開発設計を効率化することを目的とする。そして、MT(マハラノビス・タグチ)システムは比較的新しい手法で、予測や診断、判別のためのパターン認識の手法であり、現在、様々な分野に応用が進んでいる。

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信頼性工学特論 越水 重臣
 製品や設備が与えられた使用環境や使用法で、決められた期間にわたり要求された機能を果たすかといった信頼性はリライアビリティと呼ばれ狭義の信頼性を指す。機能性だけではなく安全性も損なわないというのが広義の信頼性である。最近では製品の安全性に対する顧客や社会の目がますます厳しくなってきており、製品安全の確保は企業にとって最重要の課題である。そこで本講義では、信頼性・安全性工学の基礎を学んだ後、実務に役立つ信頼性と安全性の設計手法を学ぶ。信頼性・安全性は企業のブランド構築に大きく寄与するものである。

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創造設計特論 越水 重臣
 製品やサービスの設計は、企画→仕様の決定→概念設計→詳細設計の流れで行われる。本講義では、上流工程である概念設計で使える発想法や思考法を解説する。具体的には、技術コンセプトの創出に役立つTRIZ(創造的問題解決の理論)、複雑なシステムの設計に役立つシステムシンキングといった思考法や発想支援技法を学ぶ。さらに、製品・サービスを普及させるためには、ビジネスモデルも必要となるため、ビジネスモデル構築のためのフレームワークも解説する。個人ワークやグループワークによる演習を通じてその理解を深める。

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チーム設計・試作特別演習 池本 浩幸
 製品の設計とプロトタイピングによる検証・評価は一巡のプロセスで済ませることが理想だが、実際には何度か繰り返しながら仕上げるプロセスを生ずる。しかも、プロトタイピングの過程で不測の問題を生じたり、要求項目を変更せざるを得ない場合も生じたりする。このようにダイナミックに変化する状況のなかで製品を作り上げる開発設計演習を実施する。
 この授業はPBL 形式で実施し、提示された一つの課題を対象にチーム設計を進めていく。演習を通じて、設計開発プロセスの実際上の問題や有効性が認識されるよう行うことを方針とする。

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インダストリアル・デザイン科目群

プロダクトデザイン特論 内山 純
 モノづくりデザイナーとして求められる基本的な提案力とそれを実現化する能力を習得する。デザイン課題の発見から解決手法について、講義とグループワークを組み合わせて学び、イノベーションを促すデザインプロセスについて取り組み、自己発見・自己開放・自己啓発を促していく。

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価値デザイン特論 國澤 好衛
 デザインの価値は、しばしば非言語(かたちや色といった視覚言語など)の操作(かたちの操作)による美的・感性的形式のありようとして議論されるが、本来的にはデザインされたシステムやプロダクトを通じてユーザーにどのような意味が提示できたかというコミュニケーションや関係性の問題として議論することが重要である。
 本科目で扱う「価値デザイン」は、このデザインの価値を優先する意味の設計手法である。
 講義の前半では、「価値デザイン」を理解する前提として、デザインの歴史的解釈や記号的解釈を学ぶ。
 後半では、デザイン価値に基づく設計手法について、そのプロセスを具体的な事例とともに学ぶとともに、ユーザーに提示すべき意味をいかに非言語操作で表現するかというコミュニケーションや関係性の設計について、イメージボードを用いた手法で実践的に学んでいく。

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デザインシステム計画特論 池本 浩幸、井ノ上 寛人、中島 瑞季
 デザインシンキングがイノベーションに有効であるとの指摘の一つには、デザインは本質的には革新的で、発展的なものであり、デザイナが未だ世の中には存在していない、自然には生まれない人工物や慣行に関心があるからである。こうしたデザインの本質である「変えること(可能性)を探索する」という行為は、突然の洞察に頼った内省的なプロセスであるものの、周到な準備と感性を読み解く力が手がかりとなることは言うまでもない。
 本授業では、このデザイン発想の手がかりやユーザの選好を合理的かつ客観的に収集する考え方について、経営資源としてのデザインの重要性やデザイン領域の広がりなどデザインを取り巻く環境の変化を俯瞰するとともに、デザインをシステマティックに計画する手法として、デザイン現場において利用されている手法を中心に活用と応用を学ぶ。
 前半では、デザイン解析やデザイン評価の手法(評価グリッド法や代表的な多変量解析手法など)の理論と実践ノウハウを学ぶ。後半では、視覚以外の人間の感性を扱うデザインリサーチについて、ケーススタディを通じ実践的に学ぶ。

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コミュニケーションデザイン特論 海老澤 伸樹
 「コミュニケーションデザイン」は言語系と非言語系といった従来の枠組にとらわれず、マルチメディア技術やデジタル技術を駆使してダイナミックな変化を続けている。
 本講義では、特に、近年デジタル技術の進展に伴い、重要性が増しているユーザーと機器やシステム間の相互コミュニケーションを主とした「インタラクションデザイン」を中心テーマとして、産業界に於けるケーススタディを中心に講義と実践的なプロジェクトを行い開発実務に必要な知識やスキルの修得を目指す。

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デジタルデザイン実習 村田 桂太、網代 剛
 メイカームーブメント以降、デジタルファブリケーションが脚光を浴びているが、本演習ではそのための基本スキルとして不可欠な3次元データの操作技術を理解し、デザインの現場で多く使われているサーフェスモデラー(Rhinoceros)と3D出力機器によるデジタルファブリケーションの活用法を学ぶ。
 主に、3Dデータを使ったデザインに習熟していない学生を対象に内容を構成しているが、受講生のレベルに応じて難易度は調整する。

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デザイン表現実習 國澤 好衛、村田 桂太、中島 瑞季、外
 インダストリアル・デザインでは、デザイナーは「かたちを操作」することで、ユーザーに対し人工物の情緒的意味や行為の可能性を提示する。
 このカリキュラムは、1~4Qを通して各Qで開講されるインダストリアル・デザイン特別演習の最初のプログラムであり、デザイナーにとって不可欠な「かたちの操作」の基本となるスキルを実践的に学んでいく。そして、この「かたちを操作する」という行為を抽象的な概念を可視化し、かたちで考えることから身につけていく。さらに、デザインは必ずしも答えが1 つではなく多様性が存在するという理解につなげる。
 インダストリアル・デザイン特別演習を継続的に履修しようという学生で、デザインの基本スキルをまだ身につけていない学生を主対象として内容を構成している。

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造形デザイン特別演習 内山 純
 本演習では、「デザイン表現実習」で学んだデザインプロセスの基礎となる要素を更に発展させて実施する。プロダクトデザイン分野においては、調査(情報の収集)、分析(整理・解釈)、思案(考える)、孵化(待つ)、結論(ひらめき)、造形(つくり込み)という循環によりアイデアを進化させ品質向上につなげるが、ここでは特にコンセプトの可視化にあたり、モックアップモデルなどの立体制作を通じて、魅力ある審美的形態への造形展開手法を学ぶ。

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プロダクトデザイン特別演習 國澤 好衛、村田 桂太
 インダストリアル・デザインは、民生機器、産業機器、公共機器などの広範な工業製品とそのシステムを対象に、エルゴノミクスやエコロジーなどの機能的な視点と文化的あるいは記号的な視点を融合して、エレガントな設計解(デザイン)を導き出す手法である。
 それは、変わりやすさ(variability)を探索するプロセス(あるべき姿に近づくための実行可能なオプションを見つけること)を通じて、未だ存在しない人工物、製品、慣行を計画、設計するものである。
 そこで、この演習では身近なプロダクトを対象に、デザイン開発の基本ステップを体験し、ものづくりの基本スキルを修得する。

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トランスポーテーションデザイン特別演習 海老澤 伸樹
 デザイナーは人工物の「かたちを操作」することで、ユーザーに対し人工物の情緒的意味や行為の可能性などを提示する。
 工業デザイン分野の中で、人間を乗せて安全に走行させるトランスポーテーションデザイン(輸送機器デザイン)であるパーソナルモビリティという近未来の乗物を取り上げ、単にスタイリングだけでなく、コンセプト立案~アイデア開発(含:アイデア発想)~パッケージング~モデルまで一連のデザインプロセスを演習形式で実施し、より実践的なデザイン開発の一部を習得する。

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デジタル技術科目群

インテリジェントシステム特論 中川 雅史
 授業内容は、講義、輪講およびワークショップ型授業で構成される。
 カーナビやGPSケータイアプリなど、社会を便利で安全にしている位置情報を用いたサービスは、空間情報工学の技術で成り立っている。地球観測やロボットサービスにも空間情報工学の技術が活用されている。この授業で、この空間情報工学の基礎を理解する。

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組込みシステム特論 村越 英樹
 組込みシステムとは、様々な装置に組み込まれ、装置の機能を実現するコンピュータシステムである。そして、これらの装置で動作し、装置の機能を実現するするソフトウェアが組込みソフトウェアである。本講義では、組込みシステムのハードウェアからソフトウェア開発までを網羅的に解説する。

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システムモデリング特論 村越 英樹
 組込みシステムやロボットの設計では、プロダクトの形状とともに機能や動作を実現するための制御を実現することが重要である。本講義では、まず組込みシステムの開発プロセスであるV字モデルを紹介する。次に、プロダクトに要求される機能や動作のモデリング手法とモデルを用いたシステム分析・設計を学習する。オブジェクト指向モデリング、機能要求と非機能要求(性能、保守など)の仕様化などの話題を取り上げて解説する。また、ソフトウェア要求仕様書、ソフトウェア・アーキテクチャ設計書の作成演習をグループで行い、理解を深める。

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デジタル製品開発特論 井田 貴志、中島 瑞季
 現在の機械・電気製品の設計開発ではデジタル技術が駆使されており、有限要素法(FEM)を用いた構造・熱・流体解析、マルチボディダイナミクスを用いた機構解析による評価・検討を行いながら製品開発を行う、いわゆるCAE(ComputerAided Engineering)のプロセスがかなり取り入れられている。この講義では、様々な解析手法の理論について説明した上で実用に近いモデルに対して様々な工学解析を行い、設計開発を進めるプロセスを体系的に解説する。毎回の演習では、内容に応じたCAEソフトウェアを用いる。

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ET(Embedded Technology)特別演習 村越 英樹
 動作や機能を実現する組込み技術は、近年のものづくりにおける価値創造において重要な役割を果たしている。本講義では、ラピッドプロトタイピング用のCUPボード(mbed)を利用して、動作や機能の実現方法を演習形式で学習する。具体的には、各種センサ、モーターやドライバICなどをブレッドボード上で配線し、目的とする動作に適合するようにプログラムの作成を行うことで、組込み技術の基礎を身に付け、ラピッドプロトタイピングのスキルを修得する。

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イノベーションデザイン特別演習

イノベーションデザイン特別演習1 専攻全教員
 PBL(Project Based Learning)を実施する。
 PBLプロジェクトは1年を通して設計するが、単位は前期、後期に分けて成績をつける。
 イノベーションデザイン特別演習1は前期(1Q、2Q)に実施する。
 内容は、別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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イノベーションデザイン特別演習2 専攻全教員
 PBL(Project Based Learning)を実施する。
 PBLプロジェクトは1年を通して設計するが、単位は前期、後期に分けて成績をつける。
 イノベーションデザイン特別演習2は(3Q、4Q)に実施する。
 内容は、別途配布する「PBLプロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ特別演習b

事業アーキテクチャ特別演習b1 池本 浩幸國澤 好衛越水 重臣吉田 敏
 1年次では、知識とスキルを修得するが、これだけでは事業開発型の高度専門職人材(事業アーキテクト)として活躍することはできない。実際の業務を成功に導くためには、経験及び業務遂行能力(コンピテンシー)が不可欠である。当科目では、事業アーキテクト養成の最終段階として、成長領域の現状から問題を特定し、現実の課題に対する問題解決・事業開発のプロジェクトを実行する。実際の業務に近いプロジェクトを体験することで、知識・スキルの活用経験を蓄積し、さらにコンピテンシーを修得するためにPBL(Project Based Learning)型の演習授業を行う。
 各プロジェクトの内容は別途配布する「PBL プロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ特別演習b2 池本 浩幸國澤 好衛越水 重臣吉田 敏
 1年次では、知識とスキルを修得するが、これだけでは事業開発型の高度専門職人材(事業アーキテクト)として活躍することはできない。実際の業務を成功に導くためには、経験及び業務遂行能力(コンピテンシー)が不可欠ある。当科目では、事業アーキテクト養成の最終段階として、成長領域の現状から問題を特定し、現実の課題に対する問題解決・事業開発のプロジェクトを実行する。実際の業務に近いプロジェクトを体験することで、知識・スキルの活用経験を蓄積し、さらにコンピテンシーを修得するためにPBL(Project Based Learning)型の演習授業を行う。前期のPBL 活動での知識・スキル・経験を活かし、次の段階への改善・発展を行う。
 各プロジェクトの内容は別途配布する「PBL プロジェクト説明書」を参照のこと。

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事業アーキテクチャ科目群

経営戦略特論 松島 桂樹
 企業経営・事業展開で必要とされる経営戦略の基本的理論構成とその体系、経営思想、経営計画、事業戦略構築、組織戦略等を学ぶ。また、経営・事業の戦略の構築・実行・評価のための枠組み・手法を修得する。

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スタートアップ戦略特論 酒森 潔
 起業あるいは新規事業を立ちあげ、成長を遂げていくためのスタートアップの活動を理解する。活動の流れを体系的に理解し、事業計画、資金調達・キャッシュフロー等の資金管理、人材・知財等の資源管理、ブランディング等のマネジメントを学ぶ。講義は一般的な事業戦略や企業経営の用語について簡単に整理して理解したのち、企業経験のある外部講師を招待し、自らの体験や起業に関する体験を説明していただく。その後、それぞれの講演内容について講師や学生間で議論する。

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マーケティング特論 川名 周
 マーケティング、特に、マーケティング・コミュニケーションとは何かを理解することを目的に講義を進める。適宜、グループワークによるディスカッションやプレゼンテーションを入れることで、マーケティングを「自分ごと」としていく。

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リーダーシップ特別講義 永谷 裕子
 リーダーシップの理論と実践:リーダーシップ理論の概要と歴史。組織論とリーダーシップ。リーダーのスキルとコンピテンシー。リーダーに必要なロジカシンキングとコミュニケーション力(話す力、聴く力、引き出す力)とその応用。プロジェクトにおけるリーダーシップ・スタイル(管理力と人間力)とその実践力の醸成。

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ITソリューション特論 小山 裕司
 パッケージソフトウェアとしてはオフィス業務のためにWord、Excel等のオフィススイーツが普及している。これらのソフトウェアは、業務上の問題を効率的に解決するためのベストプラクティスを集約し、実装することで、類似業務の問題解決を理論的には効率的に実行することができる。既存の業務を調査し、業務の標準手続き(いわゆるベストプラクティス)を設計し、これらを制約的に企業に強いることで、結果的にコスト削減、業務効率の削減を実現するわけである。この対極が独自の情報システムの設計・実装である。オフィス業務以外に、各種の業務ソリューションのために ITS(課題管理)、BPM(業務改善)、CRM(顧客管理)、コラボレーション、ERP(資源管理)等のパッケージソフトウェアが存在する。これらベストプラクティスの実装としての各種のソフトウェアを効果的に活用し、低コスト(費用、時間等)のうちに業務効率を劇的に改善するために、ITソリューションの概要と、各種パッケージソフトウェアの特徴、事例等を学ぶ。
 講義は2コマ連続(90分×2=3時間)で行い、各種ソフトウェアの概要・特徴・事例を学んだ後、実際の演習及び議論によって理解が深まるように努める。

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コンセプトデザイン特論 新井 宏征、伊賀 聡一郎
 本講義では、イノベーティブなプロダクトやサービスを発想し、さらには未来の市場を創出しながら新規事業をデザインするためのアプローチとして、シナリオ・プランニングとエスノグラフィのビジネス応用といった2つの異なるアプローチを学ぶ。
 シナリオ・プランニングとは10年程度の未来を複数描き、その結果を元にして新規事業等の検討や戦略の妥当性の確認などを行う手法である。また、エスノグラフィを利用したイノベーション創出とは、観察を基本として顧客の日常の活動を理解し、その本質的な課題や価値観に向けて新たな製品やサービスの提供を目指す人間中心イノベーションのアプローチである。

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事業アーキテクチャ特論 嶋津 恵子
 各回の講師と講義テーマおよびその内容は、変更されることがあることに注意されたい。

次世代成長産業の各分野の識者にゲスト講師として講演していただき、各分野の現状を学ぶ。事業開発・事業改革のため、各分野の現状として、IT・マネジメントの活用、業務効率、課題等を俯瞰的に理解し、事例研究型科目(事業アーキテクチャ研究、事業アーキテクチャ設計)及び PBL 型科目(事業アーキテクチャ特別演習)での展開をはかる。
講義は 2 コマ連続(90 分×2=3 時間)で行い、講師による講演と、講演内容に関する担当教員による解説と、議論を行い、理解が深まるように努める。
3 時間の内訳は、次 2 パタンを標準とし、各講師の提案を基準に都度決定する。
パタンⅠ
約 15 分:前回講義の振り返り
約 100 分:講師による講演
約 65 分:質疑、議論、レポート課題の提示
パタンⅡ
約 15 分:前回講義の振り返り
約 60 分:講師による講演
約 20 分:質疑、グループ課題の提示
約 60 分:グループ討議、
約 25 分:グループごとの発表と講師の講評と評価

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事業アーキテクチャ研究 戸沢 義夫
 各分野での既存の事業開発・事業改革の各種事例(ケース)を研究する。各種の事例を理解し、成功あるいは失敗の理由等を調査・議論することで、事業マネジメントを擬似経験する。ビジネス環境の変化はどうか、ステークホルダーは誰か、ビジネスモデルはどうなっているか、ビジネスプロセス等を正しく把握する。ビジネス目標、経営戦略に照らして、現状の仕事のやり方の良さとどのような課題があるかを明確にする。ビジネスの理解をオーディエンスに誰にでもわかるように説明する。
 与えられた事例に対して、チームで検討し、結果をプレゼンテーションする。3 つの事例を対象にする。1 チームは 3 名または4 名で構成し、全部で 2~4 チームで実施する。受講人数を 6~16 名に限定する。6 名未満の場合は開講しない。17 名以上の場合は 1Qと 2Qに 2 回開講する。初回のチーム分け完了以降での脱退(履修放棄)は認めない。定員があるため通常科目と履修申請方法が違うので掲示板での指示を十分注意すること。

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事業アーキテクチャ設計 戸沢 義夫
 各分野での現状の問題に対する事業開発・事業改革の提案・設計を行う。ビジネス環境の変化に伴い、ステークホルダーのニーズを満たすために新しい事業(仕事)のやり方が必要になる。IT が破壊的技術として今までできなかったことをできるようにしているので、それを活用した新しい事業設計を行い、マネジメントを説得するための論理を構成する。特定のマネジメントを対象に説得を目的としたプレゼンテーションを行う。
 与えられた事例に対して、チームで検討し、結果をプレゼンテーションする。3 つの事例を対象にする。1 チームは 3 名または4 名で構成し、全部で 2~4 チームで実施する。受講人数を 6~16 名に限定する。6 名未満の場合は開講しない。17 名以上の場合は 3Qと 4Qに 2 回開講する。初回のチーム分け完了以降での脱退(履修放棄)は認めない。定員があるため通常科目と履修申請方法が違うので掲示板での指示を十分注意すること。

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産業技術研究科共通科目群

国際経営特論 前田 充浩
 2015 年 12 月 31 日に AEC(ASEAN 経済共同体)がスタートした。この文明史的な意義を正しく理解しなければならない。
 AEC だけではなく、現下、アジアは人類史的な超激変の時期を迎えている。現下のアジアを、古びた理論、枠組みで捉えようとする者は、20 世紀には栄華を極めていようとも、21 世紀には敗者となる。5 年前の常識は通用しない。
 本講義は、講義と演習の組み合わせにより、このような激変のアジアにおいて、実際にビジネスを展開し、成功を収め、かつアジア人の尊敬を集めるグローバル人材に成長する機会を提供する。
 アジアにおいて真の成功を手にするためには、ビジネスに関する基礎能力が備わっていることは必須であるものの、それだけではなく、「人間力」(人間としてアジア人の尊敬を集める資質)を獲得することが必要である。「人間力」獲得のためには、「アジアの大義」を理解していなくてはならない。さらに、現状では理論化が十分に追い付いていない、東アジアで進展中の人類史上初の高度な生産ネットワークの真髄を理解していなくてはならない。
 本講義では、「人間力」、「アジアの大義」の理解のために、アジアの発展を国際関係論、文明史等の視座から捉える方法論を提供する。またビジネスの基礎能力獲得のために、PPP(官民協調)、各種のファイナンスの仕組み等の基礎的な知識を示す。さらに、現下の東アジアの生産ネットワークについて、アカデミズムの最先端の理論(セカンド・アンバンドリング、GIN(Global Industrial Network)、Globalization2.0、Re‐Orient2.0 等)を紹介する。演習では、アジアの個別のビジネス・プロジェクトを選択し、その経営計画を策定、発表し、指導を受けて修正し、水準に達する経営計画の策定を目的とする。

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国際開発特論 前田 充浩
 開発援助(経済協力、国際開発)を通じた発展途上国の発展への貢献を行うための実務能力の習得を、講義と演習の組み合わせによって実施する。講義では、開発援助の基礎概念、新古典派経済成長論等通常の開発経済学の内容に加え、開発主義、金融地政学等国際関係論の視点、開発ファイナンス論等多岐にわたる内容を学ぶ。その知識を元に、個別のターゲットを選択し、それに対する開発援助プロジェクトの企画案を策定、発表し、指導を受ける。

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ビジネスアプリケーション特論 吉岡 弘隆、永瀬 美穂、中鉢 欣秀
 本講義は平成24年度から開始された文科省の「分野・地域を超えた実践的情報教育協働ネットワーク」(enPiT:Education Network for Practical Information Technology)のビジネスアプリケーション分野の学習の一環として、PBL方式で行われる、学生主導のプロジェクト演習である。演習は楽天のAPIを利用したビジネスアプリケーションをアジャイル手法で開発するスクラムチームと、海外の要求に対してグローバルな提案・開発行うグローバルチームに分けて実施される。
 スクラムチームは、リーンスタートアップ手法およびアジャイル開発手法であるScrumを使って、Webアプリケーション分野の新しい製品やサービスの企画立案から、プロトタイプ開発によるアーキテクチャベースラインの確立、インクリメンタルな機能強化開発、運用・保守までを実践する。具体的なテーマとしては、楽天株式会社のWebアプリケーション開発用のAPIを利用し、実用レベルの製品・サービスの開発と運用を経験する。
 一方、グローバルなビジネスへの対応力も求められ、海外へのビジネスアプリケーションの提案力を高めることも重要なテーマである。そこでグローバルチームでは、海外の大学と協力しながら、その国の文化や特徴を生かしたサービスアプリケーションを開発する。遠隔会議ツールを利用して海外大学の学生と議論を進めていくことで、サービスの企画から開発までの一連のプロセスを実践していく。
 各プロジェクトの内容は、別途配布する「enPiT分散PBL プロジェクト説明書」を参照のこと。

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インターンシップ ―
 「目的・狙い」に記載された目標を達成できる内容の実習を60時間以上行い、成績評価に基づき単位付与する。
 実習開始前に、インターンシップ認定申請書兼履修申請書をもって、履修登録申請とする。その後、企業側から受入れ不可の連絡があった場合やインターンシップ認定申請が不可となった場合には、履修修正可能とする。なお、重複して履修申請はできない。
 ■詳細は、別途掲示する「授業科目インターンシップについて」を参照のこと。

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共通必修科目群

技術倫理 伏見 靖、川田 誠一
 ものづくりアーキテクトは間違いのない意思決定をする必要がある。このような意思決定の際、技術倫理に関係 する問題について判断できるようになるためには、倫理問題についての理解を深める必要がある。
 特に、事前に起こりうる問題を想定して、あらかじめその回答を用意するトレーニングを通じて技術倫理に関係 する問題解決能力を取得することを目標として授業を設計している。
 受講者には討論への参加と、演習課題についてレポートを提出することを求める。

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情報技術者倫理 前野 譲二
 私達の社会は、様々なところで情報化されています。完全には情報化されていませんが、現在も徐々に情報化は進展しています。この際、技術者らは技術的な都合から情報化の方法を決めたり、これまでのコンテクストから暗黙的に、あるいはある程度の摩擦を起こしたりしながら情報化が進められてきました。
 その一方で、これまで社会的な常識であるとかルール、ガイドライン、倫理規定、マナーやエチケットとされてきたこと、つまり様々な「決まり」と、こうした技術的最適性や都合は必ずしも合致しないことがあります。
 こうした情報化が進展していくことは良いことかもしれませんし、あるいは受け入れざるを得ませんが、明確に拒否するべきケースもあるでしょう。また開発者として情報化を進展させる主体として、様々なジレンマに直面することもあるかもしれません。このように、実際の情報化の進展に即してどのようにして社会に参加し貢献するべきか、ということを私たちは常に考える必要があります。このような考え方や実践、研究などを情報倫理と呼んでいます。
 この講義では、特に技術者倫理を中心に学習します。具体的な例を取り上げながら、情報倫理の基本的なフレームワークと、持続的な学習の必要性を認識するように構成します。問題・論点の建て方や解は人それぞれで、必ずしも正解はありません。自分で問題を調べ、考え、自分なりの結論を得るプロセスを重視します。
 本講義は、1 週間の中で都合の良い時間に Web 動画や事前配布教材を使った個人のペースの学習を行い、土曜の大学院で対面講義とディスカッションによってその学習内容を確認する「反転学習」コースです。事前学習が重要であることを十分に認識して講義に臨んでください。

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ビジネスアプリケーション科目群

コラボレイティブ開発特論 中鉢 欣秀
ビジネスアプリケーションを構築するための基礎力としてのプログラミング力を身につけます。分散型PBLを実施する上で必要となる知識やツールの使い方を基礎から学びます。

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